シャンプーにまつわる色々なことを学ぼう!! 
 
=授業内容=
 
1時限目  シリコンてどんなものだろう?
2時限目  一度傷んでしまった髪は、元には戻らない?
3時限目  なぜ、その無添加シャンプーを選んだの?
4時限目  シャンプー選びの基本は、洗浄成分
5時限目  続、シャンプー選びの基本は、洗浄成分
6時限目  完、シャンプー選びの基本は、洗浄成分
 
 
特別授業  1日の中で、髪を洗う時間は何時が良いの
特別授業  「パラベン」「フェノキシエタノール」って?
特別授業  フケは、みんな出ているって本当?
特別授業  コンディショナーのあまり良くない噂本当?
 
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=1時限目=
  
シリコンてどんなものだろう?
 
最近、「ノンシリコン」という言葉をよく耳にしますが、
そもそも「シリコン」とはどういうものなのかを実は
よく知らない・・・という人も多いので、
 
今回は「シリコン」について勉強していきましょう!!
 
 
今でこそ”シリコン悪いもの”というイメージがありますが、
このイメージが浸透する以前は、みんな当たり前のように、
シリコンが配合された商品を使用してきたことも事実です。
 
では、なぜシリコンが使用されていたのでしょう?
また、なぜ今では”悪いもの”と言われているのでしょう?
そこには、シリコンならではの役割と性質が関係しているのです。
 
 
シリコンの役割
 
傷んだ毛髪のキューティクル表面をコーティング
キューティクルの剥がれや切れ毛などを予防
表面の手触りを整える
 
(私たちの毛髪は、常に紫外線やドライヤーの熱などの
外的ダメージを受けているので、毛髪を保護する役割
としてはとても良い成分なのです)
 
 
シリコンの性質
 
水に溶けない
生分解性が悪い
 
(もしも、シリコン配合の製品を使用し皮膚に残ったまま
放置してしまうと毛穴を塞いでいる状態をつくってしまうことになり、
ニキビなどの原因となる可能性があるのです
また、環境負担が大きいのです)
 
 
シリコンの役割と性質をみると、メリットもデメリットもあり、
一慨に”悪いもの”というものではないことがわかります」。
 
 
しかしながら近年では、シリコンに替わる、
 
生分解性が高く、補修効果のある成分が開発されています。
 
ぜひ、今後のシャンプーやコンディショナー選びの参考に
してください。
 
また、もしもシリコン配合の製品を使用する際は、とても
傷んでいる毛先だけに限定して使用するなど、使用方法の
工夫をしましょう。
 
 
オススメ成分
ジラウロイルグルタメミン酸Na
内部補修成分として注目されている。
 
 
 
シリコンのイメージは
 
髪に良くない
カラダによくない
 
 
主なシリコン表示成分
 
○○メチコン
○○シロキ
○○ポリマー
○○シリル○○
シリカ
など275種類が登録されています。
 
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=2時限目=
 
一度傷んでしまった髪は元には戻らない
 
ということを知っていますか?
 
(今回は、髪のダメージ成分について勉強ナウ!)
 
そもそも「髪」は、皮膚の一部が変化したもので、生きていない
細胞なのです。
 
「皮膚」には、傷んでいても自然と治す力がありますが、
残念ながら「髪」にはそのような力が無いのです。
 
ということは、髪は傷んでいくばかり・・・?
 
 
元に戻せないのならどうする?
 
極度に傷んだ髪ならば、「切る」ということが最短の方法だと
言えるでしょう。
 
しかしながら、女性は時にそうもいかない!
 
というのが現実。
 
 
重要
 
そこで登場!!
 
優れた力を持つ
 
ダメージケア成分たち!
(元の健康な状態に戻すことはできなくても、
元の状態に近づけることはできる!)
 
 
加水分解シルク
 
シルクのたんぱく質を加水分解し得られた天然由来成分、
傷んだ部分にたんぱく質を補い流れ出ないよう保ちます、
皮膚や髪に対して吸着性や浸透性に優れていて、
薄い膜を作りハリやコシを与えたり、保湿や保護をしてくれます。
 
 
ユズ果実エキス
 
ユズ果実エキスは、ヒト角層セラミドに近い植物性のセラミドです、
お肌に潤いを与えるだけでなく、傷んだ毛髪を補修します、
キューティクルを整え、枝毛、切れ毛を防ぎ、艶と潤いを
保ち毛髪を保護します。
 
 
ハトムギ種子加水分解液
 
ハトムギから抽出した植物由来のアミノ酸成分、お肌を整え
修復作用を持ちます、乾燥や多湿下でのヘアスタイルの
持続性を改善する働きもあります。
 
 
ジラウロイルグルタミン酸Na
 
天然脂肪酸といくつかのアミノ酸から作られた成分、
毛髪や皮膚のダメージ部分を探し、短時間でその内部に
素早く浸透、ダメージ補修や保護、更には水分保持も行います。 
 
 
これらダメージ補修成分の共通点は・・・
 
皮膚、髪をつくっている成分に近い成分である
(安全性が高い)
 
補修だけでなく、保護にも力を発揮する
(機能性が高い)
 
 
ダメージ部分を、髪の成分に似た成分で補いつつ、
その補った状態を保つために保護するということが
とても大切なのです。
 
私たちは、毎日何かしらのダメージを受けるので
すから、
 
日々のホームケアで髪のコンディションは決まると
言っても過言ではないでしょう。
 
どんな補修成分が配合されているのか?
 
今一度、現在お使いのシャンプー・コンディショナーの
補修成分に目を向けてみましょう。
 
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=3時限目=
 
あなたはなぜ、その無添加シヤンプーを選んだのですか?
 
多くの人がこう言っています
●悪いものが入っていなうから
●無添加って安全な感じがするから
 
(なんだかハッキリしないし、イメージが先行している
気がしませんか?)
 
 
今回は、ズバリ、「無添加」についてお話しましょう。
 
そもそも「無添加」というものに基準はなく、この「無添加」と
いう言葉自体がよく使われていたのは、2000年の化粧品に
関する全成分表示義務以前のこと。
 
現在、化粧品やシャンプーなどは配合成分全てを表示しなければ
ならばい義務がありますが、
以前は国が表示しなければならないと定めているアレルギーや
皮膚トラブルの可能性のある102種類の成分[表示指定成分]
表示すれば、あとは何が入っているのかを表示しなくてもよかったのです。
 
そして、そのアレルギーや皮膚トラブルの可能性がある102種類の
成分が入っていない製品を表示指定成分「無添加」と呼んでいたのです。
 
つまり、表示指定成分が「無添加」だから安全、安心・・・
「無添加、安全、安心」というイメージができ、
そこから無添加ブームが起きたのです。
 
そして今では、「無添加化粧品」「無添加シャンプー」じゃないと
使えない!なんて声も・・・・
 
そんな中、最近では「無添加」という言葉が
こんな風に使われていることも・・・。
 
 
「香料無添加、着色料無添加、タール系色素無添加」
 
 ついついこういう表示だけを見ると、この製品の全てが
あんぜん、安心な物のように思ってしまいます。
 
しかし、よくよく表示を見返すと、
 
香料無添加、着色料無添加、タール系無添加、
つまり、○○無添加⇒○○が入っていませんよという意味で
と使われているようです。
 
となると、
 
香料や着色料、タール系色素が入っていないことは
分かりますが、
 
じゃあ、ほかの成分はどんなものなのという疑問が出てきます。
 
このように、香料無添加、着色料無添加、タール系色素無添加と
表示があっても、もしかしたら他に2000年以前に表示義務の
あった「表示指定成分」が入っていたりするかもしれません。
 
「無添加」という表示があっても、何が無添加で、何が入っている
のかを見極めることが大切だと言えませね。
 
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=4時限目=
 
シャンプーの選びの基本は洗浄成分!
 
3時限目でもお話ししたように、未だ「無添加」「自然派」などの
言葉のイメージだけでシャンプーを選んでいる人が多いのが
現状ですが、
 
その一方で、その言葉の曖昧さに気づき、しっかりとしたシャンプー
選びをしている人が増えているのも確かです。
 
 
今回は、シャンプー選びの基本とも言える「洗浄成分」について
お話しましょう。
 
 
誰もが分かっていることですが・・
 
シャンプーの目的は、汚れを落とすこと
 
極端な話、どんなにいいコンディショナーやトリートメントを
使用したとしてもシャンプーがいい働きをしていなければ
何の意味も無いのです。
 
だからこそシャンプーの目的である、”汚れを落とす”
洗浄成分が最も重要なのです。
 
 
洗浄成分は、もちろん1っじゃない!
 
洗浄成分はたくさんあり、いくつかの種類に分類することができます。
 
高級アルコール系
 
スルホン酸系
 
石鹼系
 
アミノ酸系
 
特に、現在注目されているのは、アミノ酸系の洗浄成分です。 
 
 
その名前の通り、アミノ酸からつくられる洗浄成分です。
 
 
[アミノ酸系主な成分]
 
ココイルメチルアラニンNa
ココアンホプロピオン酸Na
ラウロイルアスパラギン酸Na
ココイルグルタミン酸Na
 
 
髪や頭皮は、アミノ酸によって構成されたタンパク質に
よって作られています。
 
つまり、髪や頭皮をつくっている成分と同じような洗浄成分
(アミノ酸)で洗うということは、
 
髪や頭皮への刺激が少ないのです。
 
低刺激でありながら、余分な皮脂や汚れはしっかり落とします。
 
また、成分によっては、余分な皮脂や汚れを落としながら、
一部は髪や頭皮に吸着し、ダメージ補修や保湿の働きを
することもあります。
 
アミノ酸系ならではの働きですね。
 
不要なものは洗い落とし、必要なものは残す!
というのがアミノ酸系洗浄成分が注目されている理由です。
 
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=5時限目=
 
続、今や常識?!
 
シャンプー選びの基本は洗浄成分
 
「高級アルコール系洗浄成分」編
 
4時限目では、現在、とても注目される「アミノ酸系成分」に
ついてお話ししました。
 
今回は、アミノ酸系洗浄成分とは違った意味で注目されている
「高級アルコール系洗浄成分」についてお話します。
 
果たして、”違った意味で注目されている”というのはどういうこと
なのでしょう・・・?
 
市販のシャンプーの大半が高級アルコール系洗浄成分を使用!
 
お手軽な値段で売られている市販のシャンプーの大半は、
高級アルコール系の洗浄成分が配合されています。
 
なぜそんなに高級アルコール系洗浄成分が多用されているのでしよう?
 
・泡立ちやすい、
・顔料が安価で大量生産に向いている
 
というのが大きな理由だと言えます・
 
価格競争の激しい市販のシャンプーにとっては、
安価で泡立ちやすいなんてなんだかありがたい成分ですよね。
 
しかし、そこには大きな落とし穴が・・・!!
 
じつは、高級アルコール系洗浄成分は
 
洗浄力が強く、生分解性が悪いのです。
 
つまり、毎日洗浄力が強いシヤンプーで洗い続けると・・・
 
〇必要以上に皮脂をはぎ取ってしまい潤いを保ちにくくなる
 (これらを補うためにシリコン類が多用されているんです)
 
〇パーマやカラー、矯正などを繰り返して傷んだ状態の髪が
  さらにダメージを進行してしまう。
 
〇せっかく染めたのに長く持たない
 
そして、生分解性が悪いということは、
 
〇環境汚染の原因にとなる、
 
など、あまり良くない影響を及ぼす可能性があるのです。
 
 
地球環境にとって良くないという事は、
もちろん、私たちは人間にとっても良いものとは言えない。
 
そういったことが特に、高級アルコール系の洗浄成分が
「間違った意味で注目されている」理由なのです。
 
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=6時限目=
 
<完>今やシャンプー選びの基本は洗浄成分
 
「特徴を知ってシャンプー選ぶ」編
 
3時限目では「アミノ酸系洗浄成分」、
4時限目では「高級アルコール系洗浄成分」
についてお話ししました。
 
今回はそれぞれの洗浄成分の特徴をおさらいしみましょう。
 
 
高級アルコール系
 
代表的な成分
●ラウリル硫酸Na
●ラうレス硫酸Na
●PEラウリルエーテル硫酸Na
※硫酸と成分表示のあるもの
 
特徴
安価、泡立ちが非常に良い
洗浄力が非常に強いため必要な皮脂まで取ってしまう
頭皮に残りやすい
生分解性が悪い
 
 
 
スルホン酸系
 
●オレフィン(C14ー16)スルホン酸Na
※スルホン酸と成分表示のあるもの
 
特徴
泡立ちが良い
タンパク質変成作用がある
 
 
 
石鹼系
 
●カリ石ケン素地
●オレイン酸Na
●ラウレスー3酢酸Na
 
特徴
洗浄力が高い)
石鹼はアルカリ性なのでキューティクルが開きやすくなり
ダメージになりやすい、
仕上がりはごわつき、きしみがある
 
 
 
 
アミノ酸系
 
●ココイルメチルアラニンNa
●ココアンホプロピオン酸Na
●ラウロイルアスパラギン酸Na
●ココイルグルタミン酸Na
 
特徴
低刺激
頭皮や髪と同じアミノ酸系なのでダメージ補修や
保湿効果もある、
他の洗浄成分と比べると泡立ちが悪い
原料が高価
 
 
 
洗浄成分の特徴を知ったら、
実際にシャンプーのボトルやパンフレットに表示してある
成分を確認してみましょう。
 
成分は、配合量の多い順に表示されているので、
シャンプーの場合、洗浄成分は「水」の次に表示されている
ことがほとんどです。
 
そして、洗浄成分は1っとは限りません。
 
例えば、アミノ酸系&スルホン酸系の組み合わせや、
アミノ酸系&アミノ酸系、高級アルコール系&アミノ酸系
などなど組み合わせは様々です。
 
 
だからこそ、洗浄成分は必ずチェック!
 
 
現在、アミノ酸系の洗浄成分が特に注目されており、
最近ではよく「アミノ酸系洗浄成分配合」と謳っている
のを目にします。
 
アミノ酸系の洗浄成分がが配合されているならいいんだと、
思ってしまいがちですが、実際に成分表示を見てみると、
 
高級アルコール系の洗浄成分がいくつか表示されていて、
その後にアミノ酸系の洗浄成分が1つ2つ表示されている、
なんてことも。
 
もちろん、アミノ酸系の洗浄成分を配合しているのは
紛れもない事実であり、間違いではありません。
 
しかし、高級アルコール系の洗浄成分が配合されている
こともまた事実。
 
曖昧な言葉や表現に惑わされず、
必ず、自分の目で成分表示を確認して、
 
シャンプーを選ぶことをおすすめします。
 
 
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<特別授業>
 
1日の中で、髪を洗う時間はいつがよいのでしょう?
 
A,朝洗う
B,夜洗う
C,朝と夜洗う
 
正解:B夜洗う
 
頭皮や髪の健康は、とにかく清潔にすることです。
 
スキンケアでは、「お化粧を落とさずに寝てしまうなんて
とんでもないことだ」とよく耳にしますが、ヘアケアも同じです。
 
髪に付けたワックスやムース、オイル、などの整髪料を
しっかり落とし、1日分の髪についた臭いや汚れ、
頭皮の皮脂や汚れを洗い落とすことが第一です。
 
 
1日の汚れはキレイに洗い落とす➡
清潔な状態で眠る➡
寝ている間に頭皮環境を整える➡
バリアー機能を保持した状態で外出。
 
 
天然の保湿クリームがつくられる
 
 
 
朝、シヤンプーしてしまうと、せっかく寝ている間に作られた
天然の保湿クリームが(バリアー機能)が流れ落ちてしまい、
無防備な状態で出かけることになってしまいます。
 
これはもったいない!!
なので、朝シャンはオススメできないのです。・・・要チェック・・・
 
 
そして、もう一つ!!
 
私たちは人間の皮膚には、「皮脂膜」という
天然の保湿クリームをつくり、皮膚を保護する働き
[バリアー機能]があります。
 
この天然の保湿クリームは、私たちが寝ている間に
自然と作られます。
 
そして、頭皮環境を整え、水分を保ち、外的ダメージから
守るとても大切な役割を果たします。
 
つまり、その天然の保湿クリームがうまく作られないと
様々なダメージを受け、頭皮はもちろん髪にも影響が
出てきます。
 
そうならない為にも夜、頭皮や髪をきちんと洗って
清潔にし、天然の保湿クリームがきちんとつくられる
環境を整えて、眠ることが大切なのです。
 
 
 
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<特別授業>
 
「パラベン」「フェノキシエタノール」つて良くないものなの?
 
安全性は高いと言われています。でも・・・
 
「パラベン」「フェノキシエタノール」などの成分は、「防腐剤」であり、
薬事法(医薬品・医薬部外品・化粧品などに関する法律)の中で、
 
配合量の制限が設けられています。
 
つまり、その制限の範囲以内であれば安全であるとされているのです。
 
しかし、その配合量を守らなければ私たちの身体に影響を及ぼす
可能性がある成分であるということでもあります。
 
 
ここ最近では・・・
 
 
「パラベン」という成分は、以前、国が表示義務を定めていた
「表示指定成分」の中の1つでもある為、防腐剤として敬遠されがちで、
 
最近では「表示指定成分」ではない「フェノキシエタノール」の方が、
「天然」「無添加」と謳っている商品に非常に多く配合されているようです。
 
しかしながら「フェノキシエタノール」も
配合量の制限がある成分であるということに変わりありません。
 
防腐剤は、品質保持の為には必要なものですが、
そういった成分であることも頭に入れておきましょう。
 
 
[表示指定成分]
現在、化粧品やシャンプーなどは配合成分全てを表示しなければ
ならな義務がありますが、以前は、国が表示しなければならないと
定めている「アレルギーや皮膚トラブルの可能性のある102種類
の成分」を表示すれば、あとは何が入っているのかを表示しなくても
よかったのです。
その、国が表示しなければならないと定めたアレルギーや皮膚トラブル
の可能性のある102種類の成分を表示指定成分と言っていました。
※現在では「旧表示指定成分」と言っています。
 
 
配合量を守っていればぼくたち人間には害が無いかもしれないなど、
シャンプーが流れていった先の地球環境にはどうなんだろう・・・?
 
光触媒(トリニティー)を加えるなどして、
地球に対する愛も忘れずに!!
 
 
最近では「パラベン」「フェノキシエタノール」などの防腐剤を
使用せず、植物由来などの成分で防腐効果を持たせている
商品もありますので、シャンプーなどを選ぶ際は、
1つのポイントとしてチックしてみてください!!
 
 
よく使用されている防腐剤(配合制限がある成分)
 
●安息香酸
●安息香酸塩類
●パラオキシ安息香酸(パラベン)
●フェノキシエタノール・・・etc
 
 
 
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<特別授業>
 
 
「雲脂」「頭垢」 
この2つは、なんと読むのでしょう?
 
答えは「フケ」です。
フケにまつわるこんな質問を取り上げます。
 
 
Q:フケは、みんな出ているってホント?
 
A:本当です。
 
そもそも皮膚には、
 
新しい細胞が作られる➡
少しずつ形を変えながら角質層へと押し上げられる➡
垢となり自然と剝がれ落ちる
 
というサイクルがあり、健康な皮膚の場合、
28日周期で繰り返されます。
 
つまり、最終的に垢となり自然と剝がれ落ちるのが
「フケ」であり、誰にでもある自然なことなのです。
 
基底層で作られた細胞は徐々に上の層へと押し上げられ、
  2週間ほどで角質層までたどり着きます。
 
さらに2週間ほどで角質層の1番外側で役目を終え、
  自然と剝がれ落ちていきます。
 
 
頭皮に異常が起こると頭皮を守る為にどんどん角層が硬くなって、
剝がれ落ちにくくなるんだよ。
 
そしてその後、また新しい細胞が出てくることによって押し上げられ、
剝がれ落ちにくかった角質が固まって剝がれ落ちていくんだよ!
 
 
 
頭皮が正常な状態ならば、シャンプーの時に自然と垢として
流れていくので、特別気になるということはありませんが、
 
もしも頭皮に何らかの異常が起こっている場合は、
大きかったり、脂っぽかったりするので目立ちます。
 
「フケが目立つ」というのは、頭皮の異常を知らせる
サインです!
 
乾燥・食事のバランス・睡眠不足・ストレス・シャンプーが
合っていない・・・
 
などなどの様々な原因が考えられますので、フケが気になったら、
まずは日々の生活を見直してみましょう。 
 
 
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<特別授業>
 
コンディショナーは、油膜をつくり頭皮の呼吸をさまたげる
からあまり良くない。
 
という話を聞いたことがあります。
 
 
これって本当ですか?
 
 
よくないというわけではありません。
 
 
この質問からすると、なんだかコンディショナー全てが
”よくないもの”のような感じを受けますが、ポイントは
成分にあります。
 
これまでもお話ししたことがあったかと思いますが、
 
”生分解性があるのかどうか”
 
これが重要なのです。
 
「生分解性」とは、微生物によって分解される性質のことで、
 
たとえば、生分解性が無い成分を皮膚につけて放っておくと、
ずっとお肌に残ってしまい、
 
質問でもあったような、
 
皮膚呼吸をさまたげてしまう可能性があるのです。
 
つまり、コンディショナー全てが良くないということではなく、
生分解性が無い成分(例えば、石油系など)を配合した
コンディショナーが頭皮にとってよくない影響を及ぼす
可能性があるということなのです。 
 
 
生分解性が無い成分配合のコンディショナーを使用する
 
キレイに洗い落とせなかった生分解性の無い成分が
 
頭皮や毛穴に残り続ける➡ 酸化
 
 
油分というと、あまりいいイメージはない気がするけど、
頭皮にはある程度の油分が必要なんだよね!
 
水分と油分があってこそ、頭皮の健康は保たれるんだ!
 
最近では、酸化しにくい天然由来成分(ホホバ油など)
が配合されているものもあるのでチェックしてみてね!
 
 
頭皮や毛穴に生分解性の無い成分が残り続けることで
最も怖いのは、実は[酸化]です。
 
私たちは人間の体においても[酸化]は大敵ですよね。
 
もちろん頭皮も同じです。
 
生分解性の無い石油系の成分は、酸化しやすいと
考えられますので、
 
しっかり成分のチェックをしましょう。
 
  
 
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