ニュースレター

2019年 12月 29日発行
「健脳」死ぬまでボケない養生法


自律神経  ポイント

①ホメオスターシスに関する自律神経

②自律神経がアンバランスになりがち

③ホメオスターシスを取り戻そう


ホメオスターシスを保つ


ホメオスターシスという言葉をご存知でしょうか。

英語では「homeostasis」、邦訳すれば恒常性です。

米国の生理学者W・B・キャノンによって1932年に提唱された考え方です。

猛暑のなかでも厳寒のなかでも、あるいは飢餓状態にあっても脱水状態にあっても、
また精神的なストレスにさらされようとも、正常な安定した範囲に保つ生体の性質を
ホメオスターシスと言います。

この能力なしに、生体は生命を維持することができません。

このホメオスターシスには、主に自律神経系と内分泌系が関与しています。

自律神経系は各種の内臓や血管などに広く分布しています。

この神経を通じて、付随的に各内臓を調整することができるのです。

つまり、いちいち胃腸を動かそうと考えなくても、
食べ物が入ってくれば、それに対応して自然に胃と腸が
動くようになっているのです。

この自律神経系と副交感神経系で成り立っています。

この二つの神経系は原則的に反対の働きをするのです。

例えば、心臓の働きは交感神経によって促進され、
副交感神経によって抑制されます。

血管は前者によって収縮し、後者によって拡張。
腸の運動は前者によって弱まり、後者によって強まるといった具合です。

この拮抗する二つの神経系のバランスにょって、
ホメオスターシスが保たれる仕組みなのです。

どちらの神経が優位に働くかは、精神状態も影響します。

朝、気功を行うのですが、参加者が気功を始める前に心を静めると、
お腹が鳴りだすことが多いのです。

これは心の落ち着きが副交感神経を優位にしているからなのです・

逆にストレートが加わると、交感神経が優位になります。

生体がストレスに対して戦闘状態に入るわけです。

心臓の鼓動は高まり、血管が収縮します。

現代は過度の情報化社会で、常に刺激にさらされています。

そのストレスのせいで、交感神経が日常的に優位に働いて、
副交感神経は置いてきぼりをくっています。
このアンバランスはホメオスターシスの不調を生み出します。

ホメオスターシスの不調は生体のゆがみを意味します。

どこかに無理な力が加わった状態なのです。
これは脳神経にもおよんで、脳の活性化を阻害するのではないでしょうか。

つまり認知症とも関わりがあると思うのです。

交感神経と副交感神経のバランスを取るには、休息をしっかり取って、
ストレスとうまく付き合うことが大事ですが、

もうひとつ気にしたいのが呼吸法です。

気功、ヨガ、座禅などがいずれも呼吸を重視するのは、
呼吸によって心身のありようを整えることができるからです。

今回の呼吸法は、「呼主吸従」と言って吐く息が中心です。

吐く息に気持ちを込めると、副交感神経が優位に働き、
自律神経のバランスが取れます。

吐く息によって、あなたのホメオスターシスを取り戻しましょう。



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帯津良一(おびつりょういち)東大医学部卒、ホリスティック医学を提唱。


心が・体が若返る謎?

何を知っているかより、何を細胞膜に届けられるかが重要です。





<参考:BEAUTY&ECOONE>





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