2021/7/11
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宇宙の不思議、 治安を守る惑星保護官 |
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太陽系の治安を守る惑星保護官 現在、 新型コロナウイルスが世界中で 猛威を振るっている。 変異ウイルスの蔓延により、 世界は第四波へと突入。 感染は収まる様子もなく、 深刻な状況が続いている。 中国・武漢市で第1号の感染者が 確認された新型コロナウイルス感染症。 2002年に重症急性呼吸器症候群 (SARS)が流行した時には、 野生動物がその感染源として 問題にされたが、 新型コロナウイルスによる感染症が 発覚した当初、 アナグマやコウモリ、タケネズミなどの 野生動物を媒介し、 その糞や体液に含まれるウイルスを 吸い込んだことが原因ではないかと 問題視されていた。 たかが野生動物の糞、 されど野生動物の糞・・・・ それは人体に致命的な影響を もたらした、 こういった騒ぎは宇宙レベルで 起きないとも限らない。 地球から宇宙に汚染物質を 持ち込んだり、 逆に持ち帰ったりすることの無いよう、 米航空宇宙局(NASA)に 設置されているのが 「惑星保護管官」と呼ばれる職種です。 惑星保護官とは、 読んで字のごとく惑星を保護する ことを目的に創設された職種です。 まず、 日本で全国民が心地よく暮らすには、 ルールを決める必要があります。 これは宇宙においても同様です。 宇宙をより良くするにはルールが 必要です。 そのルールとは天体を探査時に 地球から持ち込まれた生命及び 生命由来物質による汚染を極小化し、 天体の環境保全のために貢献する ものでなければならない。 具体的な例を挙げると、 あらゆる飛翔物体が対象天体に 衝突する確率や対象地域への 汚染の確率が規定値を下回るよう、 惑星保護方針に基づきルールを 定めています。 ちなみに、 ニュースではたびたび北朝鮮による ミサイル打ち上げが報じられているが、 それは国際的な問題であるだけでなく、 宇宙規模での汚染にも関わる 大問題なのです。 これまでの火星への打ち上げに 纏わるエピソードを振り返ると、 2013年には新種のバクテリアが 約4千キロメートル離れた2地点で 発見された。 そのバクテリアはフロリダおよび 南米の無菌室内で宇宙船を 組み立てている時に発見された ものであるが、 基本的に非常に小さな虫を餌に 生き延びる習性があります。 地球上のどこにもその存在が 発見されていなかっただけに、 この地球上で最も監視の目が 行き届いているはずの場所で 発見された時には衝撃が走った。 残念ながら、 国際宇宙空間研究委員会(COSPAR) での取り決めに関しては、 原則として法的拘束力を有しない。 弁護士は「ソフトな法律」と 捉えているわけだが、 一方で重要なガイドラインとして 認識されています。 その矛盾の境地を何とかしないと いけないということで、 国際的な取り決めや規制を抜本的に 見直すべきだとする見解が浮上しています。 そもそも現時点で締結されている 宇宙に関する国際的な取り決めや、 宇宙関連の諸法令・規則は 宇宙開発の黎明期(れいめいき)に 策定されたものです。 その間、 惑星探査のたびに惑星に関する 新たな発見もあった訳ですが、 2013年の事例を踏まえても、 新事実の発見に基づく国際的な 規制のアップデートが今、 この惑星保護官に求められています。 コロナ禍真っ只中ですが、 今年は火星への打ち上げが 2度ありました。 1度目は2月末におけるNASAの ローバー「パーサヴィランス」の打ち上げ、 2度目は中国による「天問」の打ち上げです。 ちなみに「天問」の打ち上げに関しては 昨年7月、 火星を周回する軌道への 投入に成功している。 なお、 現時点において保護対象として 挙がっている太陽系天体が、 火星、木星の衛星エウロパ、 土星の衛星エンケラドスの3体です。 今後、 宇宙開発を進められていく中で 新たな科学的知見が見出され、 そのたびに国際宇宙空間研究委員会 (COSPAR)で国際的に検討され、 新たな天体が候補に浮上することも あり得るでしょう。 <参考:BEAUTY&ECOONE>
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