2022/6/23
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地球環境は今・・インドで注目される気候変動対策 |
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地球環境は今・・ インドで注目される気候変動対策 近年、東京や大阪などの都会では、 気温が著しく上昇するヒートアイランド 現象が顕著です。 もはや人間活動が困難レベルに 達するほどに、 関東地方では依然として人口 一極集中が続いており、 それに伴い東京都市圏を中心に 高温域が広がりつつあります。 そのような状況がゆえに、 熱中症の被害のみならず、 感染症を媒介する蚊の越冬など 生態系の変化が懸念されているいましす。 もちろん、 都市部における気温上昇は、 日本国内に限定して観測 される現象ではありません。 ニューヨークやパリのどの都市でも 年平均気温の上昇率に比べて 高い上昇率を示しており、 都市化の影響が如実に現れています。 ヒーアイランド現象の抑止策として、 都市部における人口増加を抑え、 地方への移住を促すことは 一つの方法として挙げられるだろう。 一方、 インドでは最新テックを活用して、 都市部の禄地化を促進する方法に 注意が集まっています。 インドの木材科学技術研究所 (IWST)は、 日立製作所と共同で 「グリーンボッツ」と呼ばれる パイロットプロジェクトに着手。 このボットについて簡単に説明すると、 基本はIoT製品であり、 木々の健康や成長をモニタリング するために開発されたものとなっている。 やはり気になるのが、 IoT製品の活用による地球環境保護 の効果がいかほどのものであるかです。 成果が着実に出ているのは確かで、 少なくとも森林の無いエリアにおける 植生被覆率を上げるのに 有効であることは、 2020年7月15日付でグローバル シンクタンクに公開された報告書 でも明らかです。 ここで、 インド国内における植生分布状況に ついて、 インド工科大学カラグプル校の 研究員率いる研究グループが 実施したとある研究を見ると。 同研究グループは2001年から 2007年までの7年間、 インドの44都市における通年の 気温を解析。 その結果、 コンクリートやレンガなどによる インフラ整備が進んでいるエリアでは、 植生率が著しく低いことが判明している。 また、 都市部の植生率を上げることで、 環境面のみならず、 社会的にもポジテブな効果が得られる ことが研究により分かっている。 国連世界保健機関(WHO)が 搦めた報告書、 「都市部の植生空間と健康によると、 都市部に植生空間を増やすことで、 経済的に困窮した人たちや子供、 妊婦、高齢者の健康に対して良い 影響をもたらし得るとしている。 実際のところ、 自分の家がなく、デリー市内の公園の 辺りで昼夜過ごさざるを得なくなった 人たちのうつ病のかんか率が下がった というデーターもある。 以上を踏まえ、 環境を配慮したこうした取り組みは、 結果的に自治体が負担する医療保障の 軽減にも繋がり得るとしている。 近年、 インドでは猛烈な熱波に襲われることが多く、 最高気温を更新中です。 最高気温が43°に達する州も中にはあり、 今後も気温が上昇し続ける可能性が示唆 されています。 2022年4月「TNQ Jancelia気候変動 サミット」が主催したオンラインウェビナー でも指摘されたように、 年々深刻化する熱波の元凶として 考えられるのが人為的因子、 (CO2排出量の増加)による気候変動 です。 街中が熱波に包まれると地面の 温度が上がる。 さらに熱波は海の方へ流れ込み、 海水温が上昇する。 氷河の氷は解け海面が上昇。 生物圏そのものが変容し、 地球規模の問題へと発展する。 この未曾有の危機から救うためにも 「なぜそのような事態が起こるのか?」 を秩序立てて理解した上で、 解決策を見出すことが求められています。 その解決策の一つとして、 熱波を巡る問題が深刻化しつつある インドで浮上したのが、 都市部の植生を促進するという 方法です。 多面的に見ても、 多くのメリットを受け取ることができる 方法であることには間違いないだろう。 ただし、 植生計画が適切に行われて初めて 結果が伴うのであって、 「適切な順序を踏まない限り、 地球環境の負の連鎖を断ち切ることは できないのです。」 ということを肝に銘じる必要がある のではないでしょうか。 <参考:BEAUTY&ECOONE>
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