2024/1/23

65歳を過ぎたらラーメン屋に行ったり かつ丼を食べるのも大切

 
 
 
 
 

65歳を過ぎたらラーメン屋に行ったり

かつ丼を食べるのも大切

 

 
「僕はおいしいものを食べた人の
 
勝ちだと思っているんです。
 
 
65歳以上は特に、
 
ちょっと肥満な人の方が長生きをしていますし」

 こう言うのは医師で作家の鎌田實さんだ。
 


「ラーメン、かつ丼、
 
とんかつなども食べた方がいい。
 
 
40~65歳くらいまでは肥満がメタボになって
 
いろいろな問題を抱えていくんだけれども、
 
65歳になると少し痩せている人の方が
 
70、75歳でよぼよぼになり、
 
歩くことができなくなってしまう。
 
 
肥満パラドックスというのがあるんです。
 
 
僕の健康法は病気の1つや2つあってもいい。
 
例えば高血糖とか高血圧とかね。
 
 
それでも90歳を過ぎてもピンピン元気に
 
日帰り温泉やレストラン、コンサート、
 
旅行に行けるのであれば、
 
多少、
 
肥満であってもいいじゃないかと思うんです」
 


鎌田さんは7年前から、
 
佐賀を健康県にすべく活動している。
 
 
 
 
 
医療費が高い問題を抱え、
 
肝臓がんの多い地域だったからだ。
 
 
食事の見直し、適度の運動、
 
生活習慣の改善などを訴えてきた結果、
 
 
2020年に佐賀県の女性の健康寿命は85.2歳となり、
 
長野県、大分県と並ぶ全国1位に。
 
 
 
かつて脳卒中の死亡率が秋田に次ぐ2位だった長野は、
 
鎌田さんが50年前に東京から移って
 
健康づくり運動に取り組み、
 
平均寿命日本一になった場所でもある。
 
 
 
2つの地域で結果を出した鎌田さんは
 
「食事の注意がかなり効果を生んだように思う」という。 
 
 
 
 
 

「まごわやさしい」は低栄養の

枯れた老人に

 
 

 
その鎌田さんは
 
「長生きの最大の敵のひとつは
 
低栄養の問題」と指摘する。
 


「人は40歳を過ぎると毎年、
 
 
1%ずつ筋肉が減っていくといわれています。
 
そうなると怖いのがフレイルです。
 
フレイルとは筋肉の衰えによって
 
心身の働きが弱くなった虚弱の状態のこと。
 
 
65歳以上の半分近くがフレイルやフレイル予備群、
 
つまり筋肉に不安がある状態というデータもある。
 
 
80歳を越してコンサートや旅行に行けないのは、
 
お金より筋肉がなくなってしまうことが
 
原因というケースが多いのです」
 


「まごわやさしい」という言葉がある。
 
体のためには豆、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、
 
いもを食べなさいという古くからの教えだが、
 
鎌田さんが推奨するのは
 
「朝は来た、にぎやかだ」。あ(油)さ(魚)は
 
(発酵食品)き(きのこ)た(卵)に(肉)ぎ(牛乳)や
 
(野菜)か(海藻)だ(大豆)を積極的に取るのが
 
良いのだという。
 


「まごわやさしいと、
 
いかにも日本らしい食事を勧めているわけだけども、
 
これだと高齢者のフレイル、
 
低栄養になって枯れた老人になってしまいます。
 
 
フレイル予防にはタンパク質、
 
肉や魚や納豆やヨーグルトなどをしっかり取って、
 
なおかつ油もいい。
 
 
油はできたらいい油、
 
オレイン酸の多いオリーブ油、
 
α-リノレン酸の含まれるえごま油や
 
アマニ油が良いのですが、
 
65歳を越したら意識してラーメン屋に行ったり、
 
かつ丼を食べたりすることも大切です」
 
 


 
   

<参考:鎌田實:医師で作家 >

 

 

1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、

 

 

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