2024/3/6

白髪やベタつき、 抜け毛などの大人の頭皮悩みを解消! 「頭皮ツボ押し」で美髪ケア

 
 
 
 
 

白髪やベタつき、

抜け毛などの大人の頭皮悩みを解消!

「頭皮ツボ押し」で美髪ケア

 
 
 
頭皮ツボ押し

 

 

毎日シャンプーやトリートメントで

ヘアケアしているのに、

頭皮のベタつきや抜け毛、白髪など、

髪や頭皮の悩みがつきない…。

 

今回は、そんな人におすすめの

頭皮のセルフツボ押しを、

美容鍼灸師の花野桃子さんに

教えていただきました。

 

手軽にできるセルフツボ押しをとり入れて、

大人の美しいツヤ髪を作りましょう!

 

 

頭皮のお悩みは

「気・血・水」に分けられる

 
 

花野さん

 

 

「東洋医学では、

『気・血・水』という考え方があります。

 


“気”は生命のエネルギーで、

目に見えないものだと思うかもしれませんが、

日常にもたくさん含まれていて、

たとえば、

『気配がする』『気分が落ち込む』

『殺気を感じる』なども“気”になります。

 

この生命エネルギーが体の軸になり、

そこから、栄養の“血”、

むくみなどを流してくれる道を指す

“水”につながっていきます。

 

この

『気・血・水』の3つのバランスが

とても大切なポイントです」

 

では、

頭皮のお悩みと「気・血・水」が

どのように関係しているのでしょう?

 

 

気・血・水

 

 

“気”が不足していると、

生命のエネルギーがない=

体力的な部分にもつながり、

髪の毛が切れやすい、抜けやすい

髪の毛が細いというお悩みが出てきます。

 

 

“血”の栄養が不足している状態は、

生理や女性ホルモンの関係から

女性に多く見られます。

 

頭皮のお悩みのひとつに、

10代から白髪が出てくる

というものがありますが、

白髪は東洋医学で老化を表します。

 

出産により“血”の栄養が不足し、

産後に“腎”が一時的に弱ることで、

産後に白髪が出たり

頭皮がかたいなどの症状に

悩むことも考えられます。

 

 

“水”は不足というよりどちらかというと

“水”が停滞していると考え、

むくみの状態を指します。

 

本来頭皮はとても代謝がいい部位ですが、

ここが滞ると髪の毛の油分がうまくとれずに

髪の毛がベタつく

頭皮をさわるとぶよっとしている

などの症状が現れます。

 

 

このように、同じ頭皮でも、

『気・血・水』によって頭皮のツボの押し方や

さわり方がそれぞれ変わってくるということを、

ぜひ意識してみてください!」

 

 

お悩みに合わせたツボを紹介!

 
 

<頭皮がかたい、髪の毛が細い人>

 
 

【1】


 【2】

 

耳を指で閉じます。

 

【2】


耳を閉じたときにいちばん頂点になる部分が「角孫(かくそん)」というツボです。 【3】

 

 

耳を閉じたときにいちばん頂点になる部分が

「角孫(かくそん)」というツボです。

 

【3】

 

このとき、皮膚が引っ張られている感覚があればOK!
 
 
このとき、
 
皮膚が引っ張られている
 
感覚があればOK!

人さし指、中指、薬指の3本で、

「角孫」を上に向かって引き上げます。

 


反対側も同様に行いましょう。

 

「“気”が不足すると

気分もだんだん下がってしまうので、

引き上げのために角孫(かくそん)を

刺激していきましょう!」

 

 

<若いころから白髪がある、

髪の毛が抜ける人>

 

【1】


髪の生え際を指の腹でやさしく押します。 【2】

 

 

髪の生え際を指の腹でやさしく押します。

 

 

【2】


両耳を指で閉じ、いちばん頂点になる部分に親指を当てます。 【3】

 

両耳を指で閉じ、

いちばん頂点になる部分に親指を当てます。

 

 

【3】


頭の上に親指以外の指を乗せ、中指同士が合わさったところが「百会(ひゃくえ)」というツボです。 【4】

 

頭の上に親指以外の指を乗せ、

中指同士が合わさったところが

「百会(ひゃくえ)」というツボです。

 

 

【4】


指2~3本でやさしく「百会を押しましょう。 「“血”が不足している人は、頭の前側がこりやすい傾向にあるので、頭皮の境目をやさしくほぐしましょう!」

 

指2~3本でやさしく「百会」を押しましょう。

 

「“血”が不足している人は、

頭の前側がこりやすい傾向にあるので、

頭皮の境目をやさしくほぐしましょう!」

 

 

<髪の毛がベタつく、

頭皮がぶよっとしている人>

 
 

【1】


5本指の腹を上下にジグザクと動かし、後頭部をほぐします。 【2】

 

5本指の腹を上下にジグザクと動かし、

後頭部をほぐします。

 

 

【2】


 

「百会」

(ひとつ前の見出しの【3】をチェック!)から

指2本分ななめ前の位置が

「通天(つうてん)」というツボです。

 

 

【3】


指2~3本でやさしく「通天」を押しましょう。 「通天は眼精疲労のツボでもあります。“水”が不足している人は後頭部と首の境目に老廃物がたまりやすいので、しっかりと後頭部をほぐしていきましょう!」

 

指2~3本でやさしく「通天」を押しましょう。

 

「通天は眼精疲労のツボでもあります。

 

“水”が不足している人は後頭部と首の境目に

老廃物がたまりやすいので、

しっかりと後頭部をほぐしていきましょう!」

 

ツボ押しの注意点とツボの押し方

 

最後に、

ツボ押しをする際の注意事項をチェック!

 

①爪を立てない
頭皮を傷つけないように指の腹を使ってほぐしましょう!

 

②お酒を飲んだ日はツボ押しをしない
お酒を飲むとめぐりがよくなり、

酔いがまわりやすくなってしまうので注意しましょう!

 

③強く押さない(とくにカチコチタイプ)


頭皮がかたい人は強い刺激を好むかもしれませんが、

めぐりが悪い状態で強く押すと頭が痛くなってしまいます。

ですので、ツボ押しは「ちょっともの足りない」くらいの強さで、

やさしくほぐしましょう。

逆に頭皮がぶよっとしているタイプの人は

多少強めに押してもOKです!

 

 

いつ押すのがおすすめ?

 
 

シャンプーをする女性

 

 

ツボ押しを行うタイミングはいつでも問題ないですが、

セルフケアとして継続したい人におすすめなのは、

シャンプーのついでに行なう方法です。

 


また、

大人が子どもにツボ押しを行うと

首への負担なども注意しなければいけないため、

今回ご紹介するツボ押しは、

基本は高校生以上の人を対象に行ってください。

 

 

****
いかがだったでしょう。

頭皮のツボをじんわり押してほぐしていくと、

だんだんと体もポカポカ温まってきたのではないでしょうか?

 セルフツボ押しは手軽にどこでもとり入れることができるので、

ツヤっとした美髪を手に入れたい人は、

ぜひ毎日の習慣にとり入れてみてくださいね!