呼吸の基本とは?
息を吸って吐いて……。
昼間も、夜寝ているときも、
私たちが無意識に行っている呼吸。
そんな呼吸の基本から見てみましょう。
なぜ私たちは息をするのか?
そもそも、
なぜ私たちは呼吸をしなければならないでしょうか。
その理由のひとつが、酸素を得ること。
酸素を取り込むと、
それが体内でエネルギーを作り出します。
そして、
からだの中で生まれた二酸化炭素を
からだの外に吐き出しているのです。
つまり、
「酸素を取り入れて、二酸化炭素を排出する」ことが、
呼吸で行っているガス交換なのです。
酸素: 体のエネルギー源
呼吸で大切なのは、
空気中にある酸素をからだに取り込むこと。
では、なぜ酸素が必要なのでしょうか?
それは、
食事でとりこんだ食べ物を
エネルギーにするため。
食べ物はからだの中で消化されて、
吸収されやすい栄養素になります。
エネルギー源となる栄養素はブドウ糖で、
このブドウ糖などの栄養素は、
酸素と結びついてはじめて
エネルギーになるのです。
二酸化炭素: 廃棄物の排除
エネルギーを作るために
必要となる酸素ですが、
その後には二酸化炭素が生まれるのです。
二酸化炭素は体内にそのままあると、
からだにとって有害。
そこで、
生まれた二酸化炭素を呼吸で
からだの外に吐き出しているのです。
呼吸と健康: 正しい呼吸の方法
私たちが生きていくのに、
必要不可欠な呼吸。
せっかくなら効率的に酸素を取り入れて、
健康になっていきたいですよね。
ここで正しい呼吸方法について
確認してみましょう。
深呼吸の効果と方法
私たちが始めやすい正しい呼吸方法には、
深呼吸があります。
大きく息を吸って、
大きく息を吐き出す。
そのシンプルな行為だけで、
心身がリラックスできる効果があります。
息を吸ったら、
吸い込んだ息をお腹に入れる
イメージでお腹を膨らませて、
吐き出すときにはお腹を
へこませるようにしてみましょう。
これが腹式呼吸になります。
お腹に手をそえて、
お腹がふくらんだりへっこんだりするのを
確認しながら行うとやりやすいですよ。
そして「吸って、吐いて」
という行為に集中していくと、
頭の中の雑念が消えていき、
自然と瞑想(マインドフルネス)
を行うことができます。
深呼吸は、
場所を問わずどこでもできますから、
思い出したときに行ってみるといいでしょう。
呼吸を整えるための
簡単なエクササイズ
また、
呼吸を整えるエクササイズもあります。
簡単なのは、息を吸いながら両肩を上に上げ、
息を吐きながら肩を後ろの方向に
ぐるっと大きく回すストレッチ。
「吸って、吐いて」という呼吸の
タイミングにあわせて、
ゆっくり何度か繰り返してみましょう。
自然と肩の力が抜けて、
呼吸も整えられますよ。
私たちを支える「呼吸」の大切さ
私たちのからだの中で、
呼吸を通して、
いつも行われている酸素と二酸化炭素の
ガス交換。
息を止めるとすぐに苦しくなるのは、
体内で生まれた二酸化炭素を
外に吐き出したくなるからと言われています。
もちろん、
酸素を体内に取り込む必要もあります。
また、
呼吸の仕方を変えるだけで
健康効果が上がるなど、
うれしいメリットも多くあります。
ふだん無意識で行っている呼吸について、
1日に1度など、
あらためて見直してみることも
大切かもしれませんね。
<参考:>
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
あなたなら出来ます応援しています
RupanPart-1 by サロンデイレクター