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2025/7/13
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「大絶滅」で生命の9割が死滅、 その後500万年にわたって猛暑 新たな化石がその理由を解明 |
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「大絶滅」で生命の9割が死滅、その後500万年にわたって猛暑新たな化石がその理由を解明(CNN) 約2億5200万年前、 地球上の生命はそれまでで最も 壊滅的な打撃を受けた。
「大絶滅」として知られる大量絶滅により 生命の約90%が死滅した。
その後の出来事は長い間、 科学者を困惑させてきた。
地球は致命的な高温となり、 その状態が500万年も続いたのだ。
国際的な研究チームが膨大な数の化石を使って その理由を解明したと明らかにした。
そのすべてが熱帯林に関係しているという。
ネイチャー・コミュニケーションズ誌で 発表された研究結果が謎を 解く助けとなるかもしれない。
同時に、 人類が化石燃料を燃やして地球を 温暖化させ続ける未来に対する 恐ろしい警告ともなっている。
大絶滅は地球の歴史に刻まれた 五つの大量絶滅の中でも最悪のものであり、 ペルム紀の終わりを告げるものだった。
これは「シベリア・トラップ」と呼ばれる 地域で発生した火山活動に 起因すると考えられている。
この活動によって、 大量の炭素やその他の地球温暖化ガスが 大気中に放出され、
深刻な地球温暖化を引き起こした。
膨大な数の海洋および陸上の動植物が死滅し、 生態系は崩壊し、海洋は酸性化した。
しかし、 なぜ気温がこれほど高くなったのか、 そして、火山活動が止まった後もなぜ 「超温室」の状態が長期間続いたのか、 判然としていない。
「温暖化の水準は他のいかなる 現象をもはるかに超えている」。
そう話すのは論文を手掛けたリーズ大学 地球環境学部研究員のジェン・シュー氏だ。
いくつかの理論は海洋に関係しており、 極度の高熱によって炭素を吸収する プランクトンが絶滅したというものや、
海洋の化学組成が変化して 炭素を貯蔵する効率が低下したというものだ。
だが、 リーズ大学と中国地質大学の科学者は、 その答えは気候の転換点、
すなわち熱帯林の崩壊に あるのではないかと考えた。
論文を執筆したリーズ 大学地球システム進化学教授の ベンジャミン・ミルズ氏は、
大絶滅が特異なのは 「植物全てが死滅した 唯一のものだからだ」と説明する。
研究チームはこの理論を検証するため、 中国の地質学者が数十年かけて集めた 中国の化石データのアーカイブを利用した。
![]() 絶滅前に中国南部の熱帯雨林に 生息していたシダ種子類
化石や岩石層を分析し、 過去の気候条件に関する手がかりを得ることで、
絶滅が発生した前とその最中、 そしてその後の地球上の各地域に生息する 植物や樹木の地図を再構築することができた。
ミルズ氏はCNNの取材に対し、 「このような地図を作った人はこれまで 誰もいなかった」と語った。
この結果、仮説は裏付けられ、 大量絶滅の間に植生が失われたことで、 地球の炭素を貯蔵する能力が著しく低下し、
大気中に非常に高い水準の炭素が 残留していたことを示した。
森林は、 地球温暖化の原因となる炭素を 吸収して貯蔵するため、
重要な緩衝材として機能している。
大気中の炭素を除去する「ケイ酸塩風化」でも 重要な役割を果たしている。
樹木や植物の根は、岩石を砕き、 新鮮な水や空気が岩に届くようにすることで、 この作用を助けている。
ミルズ氏は、森林が枯れると 「炭素の循環が変わってしまう」と指摘。
地球上の炭素が大気や陸、 海洋、生物の間を移動する仕組みに言及した。
ブリストル大学の 古生物学教授マイケル・ベントン氏は 今回の研究について、
「森林が存在しないことが 通常の酸素・炭素の循環に本当に影響を及ぼし、
炭素の埋蔵を抑制し、 そのために長期間にわたって 高濃度の二酸化炭素が 大気中に残留すること」を 示していると語った。
ベントン氏は今回の研究に関与していない。
![]() 絶滅後のヒカゲノカズラ
ベントン氏は、 今回の研究が「閾値(いきち)効果」を 浮き彫りにしていると指摘。
つまり、森林が失われることが 「生態学的な時間のスケールにおいて 不可逆的になる」という。
現在、世界の政治家は 二酸化炭素濃度を制御できれば 被害を回復できるという 考え方を中心に動いている。
ベントン氏は 「しかし、閾値を超えると、 生命の回復は困難になる」と述べた。
ミルズ氏は、 これが今回の研究の重要な点だと指摘した。
急速な地球温暖化によって将来、 地球上の熱帯雨林が崩壊した場合、 科学者が懸念している転換点が 何をもたらすのかを示しているのだ。
たとえ、 人類が地球温暖化を引き起こす汚染物質の 排出を完全に止めたとしても、
地球は冷えないかもしれない。 むしろ、 温暖化が加速する可能性もあるという。
わずかな希望の光もある。
現在、 熱帯地方を覆う熱帯雨林は 大量絶滅以前の熱帯雨林よりも高温への 耐性が高い可能性がある。
これが、 科学者が次に取り組んでいる課題だ。
今回の研究は依然として警告を発していると ミルズ氏。
「そこには転換点がある。
熱帯林の気温が 上がりすぎると何が起こるのかは よくわかっている。
そして、 それは極めて深刻な事態だ」
<参考: >
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