2025/10/16

“疲れが取れない”のは 食べすぎが原因? 体に負担をかけない 「食べる休養」と 「食べない栄養」の話。 医学博士が教える、 疲れている人の上手な休み方

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

休み方


食べる量を減らす

 
 
 
 
画像: 休み方 食べる量を減らす

 

 

疲労によってダメージを受けた細胞の修復には、

栄養バランスのよい食べ物が重要です。

 

 

肉や魚などのタンパク質にビタミン・ミネラルを

積極的に摂ることで、

ダメージを受けた細胞を修復できます。

 

 

食事で休養をとることを「生理的休養」の

〈栄養タイプ〉と呼びます。

 

ここで大切になってくるのが、

「食べすぎない」ことです。

 

 

「私は“食べない栄養”といっているのですが、

食べすぎない、

もしくは胃にやさしいものを食べることで、

消化器系を休めたり、

老廃物を排出してデトックスできます」

 

 

正月明けの七草粥は、

まさにこの考え方を実践しているといえるでしょう。

 

 

ふだんから腹八分目、

もしくは六分目の食事を心がけることで、

体も軽く感じられ元気が出てきます。

 

 

白湯を飲んで体を温めることも、

体を休めるのにプラスです。

 

 

また、決まった時間に朝食をとると

自律神経が整うので、

ぜひ習慣化しましょう。

 

 

やるといいこと

 

⚫︎食事量を抑える 

⚫︎胃にやさしい食事をとる 

⚫︎白湯で体を温める

 

 

お酒、甘いもの、コーヒーで疲れはとれない
 
 
 
 

お酒、甘いもの、

コーヒーで疲れはとれない

 
 
 
 
 
画像: お酒、甘いもの、コーヒーで疲れはとれない

 

 

疲れたときはお酒や甘いものが欲しくなりますが、

それでは疲労の解消どころか、

さらに疲れてしまうことに。

 

 

お酒は適度ならストレス解消になりますが、

基本的に体に負担が大きく疲れのもとです。

 

 

寝る前の大量の飲酒は

睡眠障害になることもあり、

注意が必要です。

 

また、疲れたときほど自分への

ごほうびとして甘いものを口にしたくなりますが、

 

「甘いものは血糖値を上げて交感神経を優位に。

 

興奮状態となり、

リラックスどころか疲れが増します。

 

『甘いものを食べると疲れがとれる』は誤解で、

その刺激で一時的に疲れを誤魔化しているのです」

 

 

疲れているときにカフェインを含む

コーヒーも同様にNG。

 

 

交感神経に作用して脳や体を緊張させます。