2026/5/26

「手五里」は腕と肘の 痛みやけいれんに効くツボ。 首のリンパ節の腫れや 痛みも緩和

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「手五里」は腕と肘の

痛みやけいれんに効くツボ。

首のリンパ節の腫れや

痛みも緩和

 
 
 

 

少府(しょうふ):心経のツボ

 

 
不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 
 
中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、
 
ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。
 
健康の土台作りに、不調改善に、
 
1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。

 

 

手五里(てごり):大腸経のツボ

ツボ名の由来

 
 
「里」は邑(むら)、居住地のことです。
 
昔、「里」には「寸」の意味がありました。
 
 
手五里というツボは、
 
手三里(てさんり)というツボから
 
上がること5寸にあり、
 
 
 
1寸を1里とすると手三里から
 
5里上にあることから、
 
手五里と名づけられています。
 
 
 


手五里(てごり):大腸経のツボ

 

 

ツボの場所

 
曲池(きょくち)肩髃(けんぐう)を結ぶ線上にあり、
 
肘を曲げて曲池の上3寸
 


刺激の仕方
 

左の手五里に右の人差し指、
 
または中指の腹を垂直に当て、
 
ゆっくりと息を吐きながら手五里を押さえていき、
 
息を吸うときに指を戻します。
 
 
 
これを5回繰り返しましょう。
 
右の手五里も左の人差し指、
 
または中指の腹を使って同様に行います。
 
 
 

効能・作用

肘・腕のけいれん・痛み、
 
頚部リンパ節の腫れなど



1.局所作用として、
 
肘・腕のけいれん・痛みを
 
緩和させる作用があります。
 


2.腫れを抑え、できものを解消する効能があり、
 
大腸経が巡っている頚部のリンパ節の
 
腫れを緩和させる作用があります。
 
 


【豆知識】

古来から「瘰癧(るいれき)」といわれている病は、
 
現在の頚部リンパ節結核に相当するとされています。
 
 
主として首のリンパ節の腫れ、硬化、
 
痛みなどの症状が現れます。
 
 
中国の歴代の医学書では、
 
瘰癧を治療するツボとして、
 
 
手五里、臂臑(ひじゅ)など多くの
 
ツボが紹介されています。
 
 


ツボ取りに役立つ「同身寸法」
親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 

 

親指の幅を1寸、

人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、

人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 

 


ツボの探し方としては、
 
ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す
 
「同身寸法」という方法が適しています。
 
 
“自分の体は自分で測る”という考え方で、
 
体格差などから一律に「cm」で表せないツボの位置も、
 
同身寸法なら測ることができます。
 
 
この連載では、
 
しばしば「へその上3寸」といった表現が出てきますが、
 
その際には上記の「同身寸法」を
 
用いてツボを取ってみてください。
 
 
 
 
 

<参考: 兵頭 明 >