2026/5/28

せきや喘息、 喉の痛みを軽減する「扶突」。 急性失声症や首・肩・ 腕の痛みにも用います

 
 
 
 
 
 
 
 

せきや喘息、

喉の痛みを軽減する「扶突」。

急性失声症や首・肩・

腕の痛みにも用います

 
 
 
 
 

 

不容(ふよう):胃経のツボ

 

 
不調スッキリ! 毎日のツボ押し365 
 
中医学のエキスパートである鍼灸師の兵頭 明先生が、
 
ツボの効能や位置、効くメカニズムを解説します。
 
健康の土台作りに、不調改善に、
 
1日1分のツボ押しを習慣にしましょう。

 

扶突(ふとつ):大腸経のツボ

ツボ名の由来

 
 
指を4本並べたときの手の幅の長さを「扶」といい、
 
同身寸法の3寸に当たります。
 
 
「突」は高く隆起しているところを指し、
 
ここでは喉頭隆起を指しています。
 
 
扶突というツボは、
 
喉頭隆起から3寸離れたところにあることから、
 
扶突と名づけられています。
 
 
 
 


扶突(ふとつ):大腸経のツボ

 

 

ツボの場所

 
頚部の外側にあり、
 
胸鎖乳突筋の筋中で喉頭隆起の外方3寸
 
 


刺激の仕方

両手の人差し指、または中指の腹を
 
左右の扶突に垂直に当て、
 
ゆっくりと息を吐きながら扶突を押さえていき、
 
息を吸うときに指を戻します。
 
これを5回繰り返しましょう。
 
 

効能・作用

 
せき、喘息、咽喉部の腫れ・痛み、
 
急性失声症、頚肩腕症候群など
 



1.扶突というツボは咽喉部と気管の近くにあり、
 
また扶突には肺の機能を整える効能があるので、
 
せき、喘息、咽喉部の腫れ・痛み、
 
急性失声症などの症状を緩和させる作用があります。
 


2.局所作用として、
 
頚肩腕症候群の首・肩・背中・腕・
 
手の指にかけての慢性の痛み、しびれ、こり、
 
だるさといった症状を緩和させる作用があります。
 


【豆知識】

ストレス、不安、緊張などが引き金となって起こる
 
喉の異物感や違和感、詰まった感じがするものを、
 
東洋医学では梅核気(ばいかくき)といい、
 
西洋医学では咽喉頭異常感症といいます。
 
 
このような症状改善を目的として扶突は、
 
 
 
天突(てんとつ)などとともに
 
一緒に用いられています。
 
 
 
 
 
 

<参考: 鍼灸師、兵頭 明>