2026/6/18

貧血、めまい、不眠… 「カラダの血液が足りてない」 人に飲んでほしい、 体を整える「薬膳おみそ汁」。 漢方と味噌のエキスパートが贈る、 身近なのに意外な食材で つくる。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

貧血、めまい、不眠…

「カラダの血液が足りてない」

人に飲んでほしい、

体を整える「薬膳おみそ汁」。

漢方と味噌のエキスパートが贈る、

身近なのに意外な食材で

つくる。

 
 
 
 

なんとなく疲れが取れない、

冷えや肌荒れが気になる

そんなプチ不調を感じていませんか?

 

 

病院に行くほどではない

そんな“なんとなく”の不調を、

「漢方・薬膳」の考え方を取り入れて

毎日の料理でやわらげて、

体も気分も少しずつ軽くしていきましょう。

 

 

漢方薬局を45年経営する

薬剤師・国際中医師の川手鮎子氏と、

 

新潟県の老舗味噌蔵元「えちごいち味噌」の

川上綾子氏による「薬膳おみそ汁」のレシピ集から、

本稿では「血液不足を感じている方」に

おすすめのおみそ汁を紹介します。

 

 

「血虚」(血液不足)体質の方におすすめ!

「おみそ汁」レシピ3選

 
 

そもそも「血虚」ってどういう状態?

 

血液は心臓の力で絶えず循環し、

身体の隅々まで、栄養を運んでいます。

 

血虚の原因は胃腸の働きが低下して

血液の生成が足りなかったり、

 

生理やその他の事情で

血液が消耗したりする場合です。

 

また血液を臓器まで運ぶ気の力が

不足して起こる場合もあります。

 

 

そこで血虚の方は、

一般的に顔色や爪の色、

唇、舌などが白~黄色っぽい、

血の不足で肌や髪を栄養できなくなる

と肌が乾燥しやすくツヤが無い、

 

髪にツヤがなくパサパサする、

かすみ目や渇き目、瞼のけいれんなどが

現れやすくなります。

 

その他、

めまいや立ち眩みなど貧血状態が起こりやすい、

不安感が起こったり動悸がしやすい、

などの症状が出やすくなります。

 

 

生理は遅れることが多く、

色は淡紅色、シクシク痛むのが特徴です。

 

子宮に血が充実する生理前より生理の

後半から生理後にかけて痛みが出ることが多いです。

 

 

〈おみそ汁の基本の作り方〉

 

●分量について


基本的に2~3杯分が出来上がる分量です。

お椀や器の大きさ、食べる人数などによって、

水の量、具材の量、みその量、

煮る時間などを調整してください。

 

 

●お出汁について


レシピは、基本的には具材を煮て最後に市販の

小パックに入った削り節を1袋入れて全体を

混ぜてから火を止めてみそを溶き入れる作り方です。

お出汁はお好みの方法で作ってください。

 

 

 

スルメイカとほうれん草と舞茸のおみそ汁

 
 
 

 

 

舞茸とイカのうま味だしが効いている。

新鮮なイカとほうれん草の色合いが鮮やか

 

イカとほうれん草は血を補う補血の効果、

身体を潤す働きもある食材です。

 

舞茸は気を補う補気の働きと、

便秘気味の方におすすめの通便の

働きを持つ食材です。

 

血虚の方は腸の潤い不足で

コロコロ便の方が多いのです。

 

貧血の予防や改善、疲労回復、肌荒れ、

便秘など血虚体質の方の

毎日のおみそ汁におすすめしたい一杯です。

 

 

〈材料〉


生スルメイカ:約100g
ほうれん草(下茹で済):3株
舞茸:50g
水:500㎖
みそ:大さじ2(36g)

 

【作り方】


1.鍋に水と手で割いた舞茸を入れて火にかけ、

沸騰してから3分ほど煮ます


2.カットしたスルメイカを入れて2分ほど煮て

カットしたほうれん草を入れて再び沸いたら

火を止めてみそを溶き入れて完成です

 

 

 

豚白もつと大根と長ねぎたっぷり

しょうがのもつ煮風おみそ汁

 
 
 
 

 

 

いったん冷ました味シミの大根とたっぷりの

しょうががおいしいもつ煮風の一杯

 

豚肉は気血を補い身体に潤いを与える食材で、

豚の腸である豚白モツは、

 

腸に潤いを与える潤腸の働きもあり

便秘の傾向のある方にもおすすめの食材です。

 

ねぎとしょうがは風邪をひきそうなときに

身体を温めてくれる食材です。

 

大根は消化を助ける食消の働きで

胃もたれや消化不良を助けてくれます。

 

 

血虚体質で胃腸の働きが悪い方や、

寒がりの方、風邪をひきそうなとき、

などにおすすめしたいおみそ汁です。

 

 

〈材料(3~4杯分くらい)〉


豚白もつ(下茹で済):200g
大根:5cm
しょうが(スライス):8~10切れ
長ねぎ:適宜
酒:大さじ2
一味 or 七味唐辛子:(お好みで)適宜
水:900㎖
みそ:大さじ2(36~54g)

 

【作り方】


1.鍋に水といちょう切りにした大根と

スライスしたしょうがと豚白もつを入れて火にかけます


2.沸騰したらアクを取りみその半量を

溶かし入れ酒を入れて15分ほど煮込みます


3.大根が柔らかくなったら、

みその残りの半量を溶き入れ味を調えて

火を止めて1~2時間ほどおいて

冷まし味をしみこませます


4.再び火を入れ温めて盛り付けたら

小口切りの長ねぎをのせ、

お好みで一味唐辛子をかけて完成です

 

 

牛肉とじゃがいもといんげんのおみそ汁

 
 

 

 

牛肉にじゃがいもといんげんを合わせて

肉じゃがみたいで食べ応えあるおいしい一杯

 

牛肉は血と気を補う、補気、補血の働きを持つ食材です。

 

じゃがいも、いんげんは共に胃腸の働きを助けて

エネルギーをチャージしてくれる益気の食材です。

 

 

血虚体質の方、

産後や病後などで体力回復が遅れている方、

ハードワークが続いて気力がなくなったときなど

ご家族の皆様におすすめできるおみそ汁です。

 

 

〈材料〉


牛肉(切り落とし):80g
じゃがいも:2個
いんげん:5~6本
削り節:2~3g
水:600㎖
みそ:大さじ2(36g)

 

【作り方】


1.鍋に水と半月切りのじゃがいもを入れて

沸騰してから5分ほど煮ます


2.カットしたいんげんを入れて約2分ほど煮て、

じゃがいもが柔らかくなったら牛肉を広げながら入れます


3.牛肉の色が変わったら削り節を入れて全体を混ぜ、

火を止めてみそを溶き入れて完成です

 

 

ここまででは、

「血液不足」におすすめな

味噌汁レシピを紹介しました。

 

 

 

<参考: 川手鮎子>