2018/9/13
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健康寿命を伸ばす産業育成で、生活習慣病や介護の予防対策へ (その2), |
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健康寿命を伸ばす産業育成で、生活習慣病や介護の予防対策へ (その2), オーソモレキュラー(栄養学)が目玉に 国際オーソモレキュラー医学会(第47回世界大会)で、 経済産業省の健康寿命延伸産業の責任者が、 特別講師として舞台に上がり、同省の考え方や取り組みの一端を披露しました。 講演したのは、経済産業省の江崎禎英氏で、 「生涯現役社会の構築、社会保障制度改革の視点」という題名でしした。 知らない人のために付け加えると、この省の中に2011年(平成23年)に 「ヘルスケア産業課」が設けられました。 これは健康寿命を伸ばす産業を育成する部署で、 生活習慣病や老化の予防で医療費の削減を達成することを 目的にしていました。 江崎さんはその前課長で、現在は上部機関の商務・サービスグループの 政策統括調整官と、内閣官房の健康・医療戦略室の次長兼務する 国の健康政策の要とも伝える人物です。 それによると医療保険や年金などの日本の社会保障制度が出来たのは、 結核など感染症が死因の上位を占めていた時代でした。 つまり戦後の復興期や高度成長期の1980年代までに保険や 年金の制度が作られてきた。 この頃は「栄養不足と感染症の時代」だった。 この時代に薬の医療が効いたのは、ばい菌という単一な病気の原因を ターゲットにしてきたからでした。 そのために医療制度や法律もあった。 しかし今では生活習慣病や老化が大半を占めています。 これらは複合的な原因なので薬では解決できないのです。 これが今の厚労省が抱える問題であり、医療体制の問題でもあるのです。 生活習慣病は放置すると重症化し死につながる。 そのための治療には莫大な医療費がかかり、 ガンなどを考えればわかるはずですが。 一方、これから65歳以上の高齢者が増え若者と半々になる。 50年後には65歳以上が占める割合は全体の46%になる試算です。 現在の平均寿命は男性で81歳、女性で87歳、 それでも大半の人が80歳に近づくと身体が弱ってくる。 そうした中で80歳になっても男性で1割、女性で2割の人は 病気もしないし、介護も必要としない。 私達が目指すべきモデル像です。 このように幸せで健康な人の職業は、男性を例にとると 中小企業の社長タイプが多いそうです。 生涯現役で、仕事でなくても何かに打ち込み続けることの 大切さが分かります。 こうした生涯現役人は健康管理も出来ている人なので、 目指すべき予防育成の焦点は、なんらかの病気に罹った人たちを 重篤化させないように第2次予防をすることです。 糖尿病でも重症化すると腎不全になり人工透析を受けることになるが、 一人年間500万円の医療費が掛かるという。 それで年間1兆5000億円の医療費が健康保険から支払われます。 しかも、この透析は年々増加の一途です。 重症化しそうな人の予防に成功すれば医療費は飛躍的に減らすことも出来ます。 このための主役はもはや医薬品ではない。 栄養・運動・ストレス管理です。 これを産業として育て、 栄養の中には機能性表示食品などのサプリメントも含まれています。 さらに若い頃から積極的に予防に向かう環境を職場に作るよう 企業にも働きかけています。 実際にこれら予防策を取り入れた会社は、 健康と社業の業績の向上にもつながっていて期待が持てそうです。 何を知っているかより、 何を細胞膜に届けられるかが 重要である。 1喧嘩はするな、 2意地悪はするな、 3過去をくよくよするな、 4先を見通して暮らせよ、 5困っている人を助けよ、 あなたなら出来ます応援しています |
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