2021/9/8
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夏の水にまっわる不思議な話 |
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夏の水にまっわる不思議な話
それは私がまだ小学生の時の話です。 よく遊んでいた友達のKちゃんと二人で 花を摘んだりリスを見つけたりしていた 一番の目的は幻の泉を見つける事でした。 数年に一度、 あれと同じものが私の地元にもあったのです。 ただ私の方は数年に一度ではなく、 それはものすごく綺麗な泉で、 波もないのに中央へ吸い寄せられて そしてある時、 その日は夏にしては肌寒かったのですが、 白いモヤのようなものが発生し始めたのです。 やがてそのモヤはわっか状になり、 水の精霊たちで繋がっていました。 そしてその真ん中に人間のような 輪郭はボャッとして分かりませんでしたが、 私とKちゃんは言葉もなく 1分ぐらいすると輪も精霊も霧のように 私たちは両親にこのことを話しましたが と半信半疑でした。 それから何度も泉へ行ったのですが、 あれが何だったのかは不明の
第二話 洞窟の向こう側 「じゃあ、お前が行って来いよ」 僕らは滝の洞窟に来ていた。 まずは格下の僕が中を見てくることに 一応、懐中電灯だけは渡され中に 洞窟は真っすぐに続いており、 そこを曲がった辺りで という支離滅裂のAの声が聞こえた。 僕は目印に石を置きながら 洞窟の中は湿っていて嫌な感じしか 3回は曲がりかなり進んだから 出口が見えた。 たぶん滝の裏側だから、 回った方が安全に元に戻れると思い、 外に出た。 するとそこはとても不思議な まず雨が降っていた。 その雨はミストシャワーのような だけど空はきれいに晴れて そして植物はどれも 南米に生えているような木が生い茂り、 ものもあった。 金と銀との蝶がつがいで飛んでいた。 透明で内臓が透けて見えるカエル そして土が茶色ではなく緑だった。 遠くでカッカッ!という 体感としては15分くらいだったと思うが、 戻ったらAが と焦っていた。 僕は「大丈夫だよ。中は行き止まりだった」 それからしばらくして役場の手配で 鉄格子で鍵がかけられたので、
第3話 岩場にいた人魚 私は漁師の息子です。 子供の頃はよく海に潜って そんな時に体験した不思議な いつものように岩場でカキなどの ふと沖合で海面に水しぶきが これはイルカでも迷い込んできたのかな 潜って岩場伝いに近くまで するとそこには信じられない いわゆる人魚と言うやつです。 おとぎ話に出てくる様そのもので 下半身は魚でした。 ウロコはなく、 顔は西洋人のようで黒髪。 目は細めでした。 魚と会話できるらしく、 たわむれておりました。 岩場に隠れながら見ていたのですが、 私の存在に気づいたらしく、 姿を消してしまいました。 あの尾びれのスムーズな動きと
<参考:BEAUTY&ECOONE>
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