2022/3/13
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地球環境は今・・・アンモニアが再生エネルギーに? |
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地球環境は今・・・アンモニアが再生エネルギーに? 温暖化ガスの排出が一切なく、 また国内で生産できることから、 再生可能エネルギーが見直されつつある。 その名前からも推測できる通り、 従来の化石燃料に比べ、 比較的短期間において再生が可能です。 その結果、 資源が枯渇することなく繰り返し利用できる というメリットがあります。 再生エネルギーと一言に行っても、 具体的には太陽光や地熱、水力、バイオマス、 風力といった類の物を含むが、 これらに限定されない。 例えば私たちの体内から毎日排出される 尿に含まれるアンモニア。 これも再生可能エネルギーとして 注目を集めています。 そんな中、 ドイツ・アウグスブルクに拠点を置く MANエナジー・ソリューションズや ノルウェーのEidesvikオフショアでは現在、 アンモニアで動く船の開発を進めている最中。 2008年、 国際海事機関(IMO)は2050年までに 温出効果ガス排出量を完全になくすという 目標を提示したが、 その目標の達成のためにとった対応とみられる。 ちなみに、 日本国内でも商船三井や三菱造船、 名村造船所が2021年4月、 アンモニアを動力源とする大型輸送船を 共同開発することで合意したと発表しました。 ちなみに、 MANエナジー・ソリューソンズは既存のガスと アンモニアの二本柱で稼働させるという デュアル方式をとっており、 これは世界初の取り組みであります。 一方のノルウェーの企業はアンモニアを 動力源とする船への投資計画を進めており、 早ければ2023年までに投資対象とされる、 あらゆる船にアンモニア電池を搭載予定で あるという。 アンモニアと言えば、 日本でも古くから肥料に使用されており、 滋養効果の高い物質として支持されてきました。 もちろん、 海の生き物たちにとっても栄養価の高い ものです。 それどころか、 もう一つのゼロカーボン物質として 注目を集めており、 水素以上にエネルギー源となり得ることが 判明しています。 従って海の生態系に悪影響が及ぶという ことはまず考えられません。 近年では自動車や電車、 飛行機の燃料に使われつつある水素。 アンモニアよりも安価に生成可能であること でも知られています。 しかしながら、 基本的に摂氏マイナス253度での保管が 求められるため、 取り扱いが難しいというデメリットがある。 その点、 アンモニア燃料は保管コストがかからない。 その上、 水素燃料と同様、安価に生成可能です。 こうして、 水素燃料にかわる新たな燃料として アンモニアが脚光を浴びているわけです。 従来の化石燃料に代わる新たな燃料源の 候補として挙がっているのはアンモニア だけではないのです。 植物だってそうです、 例えば海外の航空業界では、 従来の石油由来燃料からマスタード植物由来の 燃料へと切り替える動きが出ています。 米国のジョージア大学の プニート・ドウィペディー博士らが 2021年8月21日、 エネルギー専門雑誌「GCB Bioenergy」の 電子版に報告した論文によると、 サステナブルな航空燃料への転換を図ることで、 CO2排出量を最大69%削減可能であることを 報告しています。 ちなみに、 ドウィペディー博士らが実験に際して 使用したのは、 アビシニアガラシと呼ばれる非可食の 油用種子です。 以上の結果を受け、 ドウィペディー博士は 「原料であるアビシニアガラシの 供給源を確保すると共に、 供給業者に対して 経済的なインセンティブを与え続けることで、 サステイナブルな航空燃料を 絶えず生み出すことができる」とコメントしている。 一方、 米国の政治界の動向として、 ジョーバィデン米大統領は 「サステイナブル・アビエーション・フューエル・ グランド・チャレンジ」を通してサステイナブルな 燃料に対する税額控除制度を提示している。 2050年までにCO2ネットゼロを実現することが 一つの目標に掲げられており、 官民一体化した取り組みにますます 注目が集まることでしょう。 そんな中で、 私たちの身近にある意外なものが サステナブルな燃料の候補として 浮上してくることは間違いない。 <参考:BEAUTY&ECOONE>
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