不整脈の治療予防策は?
不整脈には放置しても
心配の不要なタイプもあれば、
積極的な治療を要するもの、
あるいは緊急を要する命に直結する
危険な種類まで様々な場合があります。
一般的に病院を受診することが
望ましい目安として、
強い動悸やめまいを覚える、
また安静時に胸痛や息切れを自覚する、
そして立ちくらみや意識障害などの
症状や所見を認めることが挙げられます。
不整脈は早期発見することで
病状の悪化を防ぐことができますし、
最悪の場合として考えられる突然死を
未然に予防することにも繋がりますので、
特に家族や親戚で心臓病を患っている方がいる場合や
突然死した人が存在する際には
前向きに受診しておきましょうね。
日常生活で急に脈の拍動が速くなり
動悸やめまい症状を呈する経験をした人が
いるとしたならば、
その原因が心臓の刺激伝導系の
異常によって引き起こされた
不整脈疾患の可能性がありますので、
放置せずに心臓専門病院や
循環器内科医にかかるように意識しましょう。
不整脈が明確に指摘されたとしても、
ほとんどのケースでは治療が不要で
経過観察できる場合も比較的多く、
日常生活において特記すべき
自覚症状も認めることなく心機能も良好であり
不整脈の出現頻度も少なければ
経過観察する場合もあります。
万が一、
過度のストレスや生活習慣の不規則な乱れが
直接的な原因であると考えられれば、
それらを一つずつ是正するように指示します。
これまで、
不整脈とはどのような病気か、
不整脈になりやすい人の特徴や
治療予防策などを中心に解説してきました。
「不整脈」とは心臓の脈拍が正常とは異なる
タイミングで起きるようになった状態を意味します。
不整脈には、
脈が速くなる頻脈性不整脈、
また脈が遅くなる徐脈性不整脈、
そして予期しないタイミングで脈が生じる
期外収縮などがあり、
緊急性はなく放置しても問題のないタイプがある一方で、
命に直結する不整脈も存在します。
不整脈に中には、
それぞれ症状の出現様式によって
経過観察できるタイプもありますが、
治療が必要な不整脈であると診断された場合には、
必要に応じた検査を基準にして
適切な治療を受けることが重要です。
<参考:文=甲斐沼医師>
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