だがこの領域は、
地球からかなり遠く、
惑星存在の確認事例はまだない。
また科学的証明はないが、
イスラエルのゼカリア・シッチンが
1976年に発表した著書で、
公転周期3600年の惑星二ビルの存在と、
そこに住む知的生命体がかつて地球に飛来し、
シュメール文明に影響を与えたことを示し、
注目を集めたこともある。
この領域における惑星探索は、
現在でも盛んに行われている。
近畿大学は8月、
カイパーベルトにおける惑星存在の可能性について、
コンピューターシミュレーションにより
様々な検証を行った研究結果を発表した。
成果は、アメリカ天文協会誌である
「The Astronomical Journal」
に8月25日付けで公開されている。
研究によれば、
カイパーベルト天体は海王星の引力の影響で、
長い期間にわたってその領域に
留まることができない場合が多いが、
特殊な条件が整った場合、
海王星の引力の影響を受けずに
カイパーベルト領域に
長期間留まることができるケースもあるという。
また地球質量の1.5~3倍で、
公転軌道長軸半径が250~500天文単位、
短軸半径が200天文単位、
かつ公転軌道傾斜角が30度前後という
条件を満たす天体であれば、
カイパーベルトに長期間安定的に
留まることが可能であることを突き止めたという。
この結果は、
地球に酷似した第9惑星の存在を
実証したものではないが、
先の条件を満たす天体をこれから捜索すれば、
これに合致した惑星が発見できる
可能性があることを示すものだ。
この条件以外にも、
複数の安定して存在できる
カイパーベルト天体の条件が示されており、
第9惑星探索の貴重な道しるべとなるだろう。
惑星二ビル発見や知的生命体との
コンタクトが実現する日は意外に
近いのかもしれない。
<参考:>
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
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