ささいなことで落ち込んだり、
逆に気分が高揚するのが人間の心というもの。
こうした気持ちのムラは誰にでもあるものだが、
あまり波が大きいと「気分屋」だと言われたり、
仕事や学業、スポーツの取り組み方、
結果、パフォーマンスに影響が出てしまう。
ただ、社会人ともなると「いい時はとことんいい。
ダメな時はとことんダメ」という性質は
あまり好ましいものではなく、
コンスタントにいい仕事ができる人の方が
信頼され、評価される。
だからこそ、自分の気持ちを整えたり、
自分で自分の機嫌を取る力は大切だ。
『百年メンタル~心の調子をキープする
言葉の取扱説明書』
自分のメンタルをコントロールできるようになるために、
まず知っておくべきは「思考よりも、
言葉を信用する」という脳の性質だ。だから、
マイナス思考を変えたいのなら、
マイナスなことを考えないように努めるのではなく、
マイナスな言葉を使わずプラスの言葉を
使うことが大切。
プラスな言葉を使えば、
思考もプラスな方向に変わるのが脳の性質なのだ。
また、脳の記憶は上の言葉」ということ。
つまり「やります。
でも厳しいな」と言ったとしたら、
脳は「厳しいな」を記憶してしまうのだ。
だから、最後にプラスの言葉を言うことが大事。
ついマイナス言葉が口から出てしまったら、
プラスの言葉を最後に添えるのがいい。
では、プラスの言葉には
どんなものがあるのだろうか。
たとえば、やる気を維持したいのであれば
「〜したい」を「〜する」に変えるのがおすすめ。
というのも「〜したい」は願望を表すが、
諦めのニュアンスが入っている。
「〜したい。だけど…」という言い訳が
隠れているのである。
また「とにかく前向きに頑張る」という言葉も
変えた方がいいかもしれない。」
一見プラスの言葉だが、
目標意識が抜けているからである。
これを「自分なりのNO.1を目指す」と
言い換えることで、
日々の取り組みに明確な目標が加わることになる。
◇
メンタルを変えるには言葉から。
プレッシャーに強いメンタル。
ここ一番に強いメンタル。
強い言葉を使ってくる相手に負けないメンタル。
言いにくいことでもはっきり言えるメンタル。
落ち込んだ気持ちを引きずらないメンタル。
これらはすべて
「言葉を変えること」によって手に入る。
<参考:飯山晄朗著>
1喧嘩はするな、2意地悪はするな、3過去をくよくよするな、4先を見通して暮らせよ、5困っている人を助けよ、
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