地球上で起きていること、どれだけ知っている?
この地球で当たり前に感じていることでも、
うまく説明できないことがありますよね。
例えば、
「青い空が夕暮れに赤く染まるのはなぜ?」
「台風が日本列島めがけてやってくる理由は?」
そんな地球に生きる私たちが知っておくべき
「理系雑学」をご紹介します。
太陽系を含む地球の歴史をはじめ
地球上で成立した
大自然や気候、動植物、資源など、
地球をめぐる大疑問にスッキリ回答!
あらためて考えると、
私たちはこの地球にまつわるさまざまなことを、
じつはほとんど知らないのかも
しれないかもしれません。
生物が生きていくためには、
適度な温度、気体の酸素、
液体の水の存在が必要だと考えられている。
このように生物が住みやすい環境は、
ハビタブルゾーン
(生命居住可能領域)と呼ばれており、
太陽系の中では金星の
外側から火星の内側までが、
その条件にあてはまっている。
なかでも火星には、19世紀末、
「人工的な運河がある」として、
火星人が存在すると考えられていた。
1976年の火星探査機
「バイキング1号・2号」による調査では、
微生物の存在すら確認されなかったが、
火星から降ってきたと考えられる隕石からは、
バクテリアの化石によく似た
痕跡が見つかっている。
最近の調査でも、
極地方に多量の氷が存在することなどから、
かつては原始的な生命が存在したのではないか、
と考えられているのだ。
また、たとえハビタブルゾーンから
はずれていたとしても、
何かしらのエネルギー源があれば、
生物の存在する可能性はゼロではない。
地球外生命体と考えるとき、
我々は地球上の生命を基準に、
それと同じような生命を想像しがちだが、
宇宙にはその想像を超えた生命体が
存在しているかもしれないのだ。
たとえば生命の起源を、
地球の深海にある熱水噴出孔の
周辺に求める説にしたがった場合、
木星の巨大氷衛星エウロパ、
イオ、土星のエンケラドス、
タイタンには生命体が
存在する可能性が高いとされる。
さらに、
地球上の生物は炭素を
中心に構成されているが、
炭素ではなくケイ素からつくられる
シリコーンで体を構成した
生命体の可能性もある。
地球上の生物のように
水に依存した生命体ではなく、
油をベースにした生命体の
存在なども考慮すると、
地球外で生命を見つける
可能性はかなり高くなるとされている。
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