「永遠の化学物質」PFASが
睡眠障害を引き起こす可能性も
血液中の「永遠の化学物質」とも呼ばれる
有機フッ素化合物の「PFAS」が、
若年成人の睡眠障害と関連していることが、
米南カリフォルニア大学(USC)の
グループによる研究で示された。
PFASは有機フッ素化合物の
ペルフルオロアルキル化合物と
ポリフルオロアルキル化合物の総称で、
この研究からはPFASのうち4種類の
物質の血中濃度が睡眠障害と
関連していることが明らかになった。
詳細は
「Environmental Advances」
10月号に掲載された。
PFASは、
テフロン加工された調理器具やシャンプーなど、
さまざまな製品に使用されているが、
何十年もの間、
環境中に残留する可能性がある。
また、
食品や水と一緒に体内に摂取される
可能性も考えられる。
研究グループによると、
米国人の大多数において、
血中のPFAS濃度は検出可能レベルであるという。