冷えから体を守り、
不調につなげない工夫を
冬の養生の基本といえば、
なんといっても冷え対策。
食べ物の力を借りて、
内側から温めるだけでなく、
暮らしのなかで防寒することも大切です。
とくに「下半身の冷えにはご注意」と瀬戸先生。
「足腰と腎は関連していますから、
下半身を冷やすことは、腎を弱らせます。
腹巻きやレギンスをはくのはもちろん、
椅子に座ったときに腰まわりが
スースーするようなら、
クッションを挟んだりするのもおすすめです」
足首や足裏も冷えています。
通気性の悪いルームシューズや
ソックスは蒸れて汗をかき、
それが冷えの原因になっていることも多いとか。
靴下は重ねるよりも、
温かい1枚を、
汗をかいたらすぐにはき替える
ほうがいいそうです。
「植物にたとえるなら、
冬は種が土の中でじっと芽吹きの
エネルギーをため込んでいるような時季。
こもって養生するというと、
マイナスなイメージがあるかもしれませんが、
コツコツと内側を充実させることにより、
春に勢いよく芽吹き、
夏に向かってのびのびと葉や根を
広げることができるのです。
次にやってくる季節のためにも、
冬を大切に過ごしましょう」
体を冷やさないための生活習慣 1
おへそから下は冷やさない
東洋医学では、
おへその下にある「丹田(たんでん)」には、
生まれたときに親からもらった
生命エネルギーのもとである
「先天の精」が蓄えられていると考えます。
ここが冷えるとひどいダメージになるので、
腰まわりから下半身をきちんと
温めることが大切。
靴下の重ねばきは汗で冷えることも多いので、
こまめにはき替えましょう。
体を冷やさないための生活習慣 2
首元を冷やさない
首を下に曲げたとき、
後ろの大きく盛り上がる骨の下に
位置するツボ「大椎(だいつい)」。
ここが冷えてこわばってくると、
体に風邪が入ると東洋医学では考えます。
「風邪をひきそうだな」と予感がするときは、
カイロや温シャワーなどで早めに
集中的に温め、
室内でもマフラー、
寝るときにもタオルを巻くなど冷やさないようにして。
体を冷やさないための生活習慣 3
胃腸を冷やす食べ物に注意
胃腸を冷やすものは「冷たいもの」
「甘いもの」「生もの」。
胃腸が冷えると衛気が弱まり、
風邪をひきやすくなります。
「暖房が効いた部屋でアイスクリーム、
年末年始にビールや刺し身など、
冬場でも冷たいものを食べている人は、
驚くほど多いのです。
当たり前ですが、
これらを食べれば確実に体は冷え、
不調の原因に発展します」
体を冷やさないための生活習慣 4
ホットカーペットや空調よりも太陽の光
電気を使った暖房器具は乾燥するので、
知らないうちに「陰」を消耗する原因に。
一方で太陽の温かい光を浴びることは、
体と心のエネルギー源「気」=「陽気」を
体に取り込むことができ、
体内の陰陽バランスをとるのにも有効です。
冬はメンタルが落ちる人が多いですが、
それは陽気不足。
日光を浴びることが元気の秘訣です。
1喧嘩はするな、
2意地悪はするな、
3過去をくよくよするな、
4先を見通して暮らせよ、
5困っている人を助けよ、
あなたなら出来ます応援しています
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