2018/9/10
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驚き、人体のメカニズム 「髪の毛の神秘」 (その1) |
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驚き、人体のメカニズム。 見た目だけじゃない? 人体の生命維持にも不可欠な「髪の毛」の神秘!! 暑い夏が終わり、ふと鏡にうつる自分を見て髪の毛の 衰えに気が付いたという方はいらっしゃいませんか? 夏の紫外線による痛みに加え、 秋への季節の変わり目は、 一年で最も抜け毛が増える時期。 今回はそんな外見上のお悩みでなくて、 実は人間の体にとっては大切な働きを担っている 「髪の毛」の神秘を探ってみたいと思います。 髪の毛の構造はどうなっているの? 頭髪、いわゆる髪の毛はいったいどのくらい生えているのか 想像つきますか? 日本人の平均では、なんと10万本と言われています。 髪の毛の太さは0,06㎜~0,07㎜ほどで、 細い人では0,04㎜。 しかしその中身は精巧で、大きく分けて三つの層から成っています。 まず一番外側、私たちが普段目にする部分を「毛表皮」と言います。 別名「キューティクル」とも呼ばれ、シャンプーのCMなどで 耳にした事があるのではないでしょうか。 キューティクルはとても固くて、外部の刺激から守る役割を担っています。 キューティクルの下には「毛皮質」(コルティックス)と言う部分があり、 ここが髪の毛の中で一番分量が多い部分です。 そしてこの「毛皮質」の下に髪の毛の芯となる「毛髄質」(メデュラ)が あります。 これらの構成成分はケラチンタンパク質が99%を占めており、 これは18種類のアミノ酸が結合して出来ています。 こうした三層構造からなる髪の毛は、頭皮に生えていますが、 その根っこは表皮のしたの真皮層、皮下組織にまで届いています。 毛根には「毛母細胞」があり、頭皮の毛細血管から 「毛乳頭」に運ばれた栄養と酸素によって細胞分裂をすることで、 髪の毛が伸びるという仕組みです。 髪の毛は1日に0,3㎜伸びると言われています。。 ただし生まれてからずっと同じ髪が伸び続けているのではなく、 平均で4~6年の寿命を全うすると抜けてしまいます。 毛根が健康な状態であれば、抜けたところからは 新しい髪の毛が生えてきます。 これをヘアサイクルと言い、健康な髪の毛はヘアサイクルも順調です。 人体における髪の毛の役割とは? ところで、この髪の毛は人体においてどのような役割を担っている のでしょうか。 魅力的な見た目のため、 いえいえ、実は大きく分けて三つあります。 1、頭を守るクッションとしての役割 髪の毛が生えてる「頭」は、中に「脳」が入っていますね。 言うまでもなく、脳は人間の生命維持にとって最も重要な器官です。 脳は頭蓋骨で守られていますが、さらにその外側から髪の毛という クッションで包むことで丈夫に守られているのです。 2、温度変化に耐える断熱材としての役割 暑さや寒さによる温度変化から脳を守る役割としても 髪の毛は役立っています。 また皮膚ガンの原因ともなる有害な紫外線が頭皮に届かないよう 守る役割もしてくれています。 3、有害物質排泄器官としての役割 覚せい剤事件や毒物事件などのときに「髪の毛を分析した」という 話を聞いたことがないでしょうか。 驚くべきことに、人間には取り込まれた有害物質を尿などの排泄や 発汗の他に、髪の毛からも排泄しているのです。 中でも人体に有害な重金属類は、髪の毛から排泄されることで 知られています。 髪の毛にまつわる三大お悩み!! このように髪の毛はファッション性だけでなく、 人体の生命維持という観点から見ても重要な役割を担っている ことが分かりました。 例えば、薄毛の方は有害な重金属の排泄がうまくいかず、 体に蓄積していって健康を損なっています。 皆さんも髪の毛に関する悩みが一つもないという方は 少ないのではないでしょうか。 髪の毛の悩み別に原因や対策を次回にしたいと思います。 (つづく) <参考:Beauty&ECO One> 1喧嘩はするな、 2意地悪はするな、 3過去をくよくよするな、 4先を見通して暮らせよ、 5困っている人を助けよ、 |
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