2020/11/15
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美容と健康法 |
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美容と健康法 先日、 快速電車に乗っている時に、 急に鼻がむずかゆくなりました。 右手はつり革を持ち、 左手には鞄をもっていました。 各駅停車の電車ならまだしも、 急行はけっこう揺れが激しくて・・・ 顔を掻こうにも両手が塞がっていて、 どうすることもできません。 「ああっ」 と思っているうちに、 何とかかゆみは治り助かりました。 うかつに顔を触れなくて、 済んだのですから。 大袈裟ですか? 確かにちっぴり神経質になって いるのかもしれませんね。 新型コロナウイルス感染症だけでなく 風邪やインフルエンザなどは細菌や ウイルスが目や鼻、 のどの粘膜に 付着することによって感染することが 知られています。 そのため予防するには念入りな 手洗い、手指も消毒、 そして顔に触らない事が大切です。 また話したり、 くしゃみをした時に飛ぶ唾液の 飛沫によっても感染するので、 必要以上に人に近づかず、 一定の距離をキープすることや、 会話をする際には大きな声を 出さず小声で話すことも推奨されて いますよね。 その影響を受けて、 複数の人数で食事をする時には 横並びに座ることや、 料理を大皿に盛り付けるのではなく、 共通の取り箸を使わなくてもいいように、 各々の皿でいただくことなど細かい ところまで徹底した対策が 一般的になりつつあります。 食事の仕方まで 言われるようになるとは、 なかなか込み入ったモノだなと 感心するやら、 あきれるやら、 戸惑うことも少なくありなせん。 けれども、 そう言えば子どもの頃、 祖母の家に行くと似たようなことを 言われていたなぁと懐かしく 思い出しました。 祖母は大正6年(1017年)生まれ 新婚時代を満洲(現・中国東北部)で過ごし、 敗戦後、 着の身着のまま1年以上かけて 引き上げてきた苦労人です。 床に落ちたものでも平気で 口に入れ、 お腹も壊さないツワモノでしたが、 その反面なぜか礼儀作法には けっこう、 うるさいのが印象的でした。 まず食事中に 「今日、学校で・・」と 早口で話し始めると 「ご飯を食べる時には、 お喋りはやめなさい」 とピシャリ。 なんでも、食べ物が口に 入っている時に 声を出すのは 「はしたない」ことなのだとか。 「うっかり口の中の物が飛び出して、 それを見て気持ちの良い人なんて いないでしょう」と 諭されました。 なるほど、 祖母の言い分も 分からないわけでは ありません。 でも私たち姉妹が小学生だった時代 学校では 「食事中はテレビをつけづに、 家族で会話しましょう」と 言われていたのですが・・・ また私は皮膚が丈夫でないため 気温の変化や ちょっとしたストレスで、 すぐに顔や頭がかゆくなります。 「人前で顔や髪を触るのは、 みっともない」と 何度も叱られました。 特に食事でなくとも、 お茶をしている時や みかんを剝いている 時などには 「首から上には触らないの」 と強く言い聞かせられました。 当時は「古いなぁ」と 反発心がありましたが、 コロナ騒動が起きてから、 不思議な気持ちでこれらの 厳しいしつけを思い出します。 祖母は生まれてわずか1年後に、 スペイン風邪の流行が始まっている わけなのです。 が、約100年前、 満足な医療を受けれるばかりではなく、 また薬も十分に手に入るとは 言い難い状況で食事は静かに 摂ること、 感覚器官が集中する顔に触れない ことといった「お作法」は、 ただの礼儀ではなかったのですね。 知らず知らずのうちに、 感染症対策にも役立っていた のだと知り 「お婆さんの知恵袋」の 真骨頂に触れた気がしました。 Beauty&Ecoone参考:爽やかSAYAKAより あなたなら出来ます応援しています |
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