2022/7/11
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地球環境は今・・・ヒマラヤの氷河が危ない |
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地球環境は今・・・ ヒマラヤの氷河が危ない 地球温暖化の進行に伴い 懸念されているのが、 氷河が融解し、海面が上昇する という事態です。 この地球上に存在する氷河のうち、 9割が南極の氷床で占めている。 次いでグリーンランドと続いています。 ちなみに、 ヒマラヤやパタゴニア地方の山岳氷河は 全体の0,7%程度に過ぎません。 一般に南極の氷が全て融けると、 地球上の海面が最大で70メートル 上昇するとも言われています。 万が一そのようなことが起きた場合、 南太平洋のエリス諸島にあるツバルは 海の底に沈んでしまう恐れがあります。 日本国内においても決して他人事では なく、 大阪沿岸部から門真、寝屋川、枚方にかけての エリア、 東海地方では名古屋を含め、 より内陸に入り込んだ岐阜までもが 水没のリスクに晒されています。 イギリスのリーズ大学およびNASAの ジェット推進研究所が11衛星から 撮影したデーターを取ってみても、 海面の高さが1㎝上昇するだけで、 沿岸部では洪水が発生し、 また海岸は浸食され始める。 結果的に地球上の人類の生命を脅かす 事態へと発展しかねません。 以上はあくまでも南極やグリーンランドの氷が すべて融けた場合において想定される。 ここで、 もう一つの考慮しなければならないのが ヒマラヤやアルプスの山麓に存在する 山岳氷河が融解した場合の事態です。 南極大陸やグリーンランドの氷床が 融解するケースなにかと取り沙汰され がちですが、 ヒマラヤ 地方の山岳氷河が融解するケースの方が より現実的であり、 生命に直結するリスクが高いと考える 研究者は少なくないのです。 この調子で地球温暖化が進行した場合、 今世紀において平均気温は1,8度から 4度上昇すると予想されている。 しかしながら、 南極大陸はこの地球上の中で もっとも気温が低く、 昭和基地のあるエリアでも夏の気温は 平均マイナス1度。 氷の融点である0度を上回ることはない。 軟らかくなった氷が海へ流れ出ることで 海面が上昇する可能性が見込まれている ものの、 一方で南極に降り積もる雪の量も 温暖化に伴って増えることが予想されている。 以上の点を相対的に考えた場合、 今世紀の間に南極の氷床が融けて なくなることはないというのが、 多くの海洋研究者の間で一致している 結論であります。 近年の温暖化の影響で、 アルプス山脈の湖の水が流れ出ている。 その結果、 その山麓地帯は水不足の問題に 直面している。 世界の山岳地帯の中でも特に深刻化 しているのが、 中国やインド、パキスタン、アフガニスタンの 国境にいちし、 カラコラム山脈、ヒンドゥークシュ山脈、 ラダック山脈およびヒマラヤ山脈に 囲まれた一帯です。 そこには人間が不自由の無い生活を 営んでいく上で必要な水資源が 潤沢に存在しており、 その場所を生活の拠点とする人々は 少なくない。 ところが、 2019年12月9日、 英科学誌「Nature」の電子版に 公開されたオランダのユトレヒト大学の 研究者を筆頭とする国際研究グループの 知見によると、 近年の温暖化の進行に伴い、 山岳の湖から水が流れ出ており、 近い将来、 命綱である水質源を確保することが 困難な状況になるという。 最悪の場合、 今世紀半ば頃までにはヒマラヤ地方での 生活が完全に絶たれることになるだろうと いう見方を研究者らは示しています。 ヒマラヤ周辺の夏と冬の気候はというと、 われわれの想像を超えている。 冬は気温が低く、 また乾季に属するため降水量が少ない。 一方、 雨季の夏には1年分の降水量が 集中するが、 氷河のある山岳地方は基本的に夏でも 寒く、雪が降る。 ちなみに、 夏に雪が降る地域の場合、 通常の冬雪型に比べ、 温暖化の影響を諸に受ける傾向にある。 ただし、 「気温の上昇が1,5度以内に止まれば、 高地における降雪量は保持される」と。 ヒマラヤの自然とそこに暮らす人々を 救えるかどうかは、 今後の我々の対応にかかっています。 <参考:BEAUTY&ECOONE>
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