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2026/10/8
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「かかと着地・地面を蹴る」 は足腰を壊す? 60才から実践したい、 100年歩ける体を目指す 「超歩行」とは |
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「かかと着地・地面を蹴る」は足腰を壊す?60才から実践したい、100年歩ける体を目指す「超歩行」とは
背筋を伸ばし、 地面を蹴ってきびきびと歩く――ウオーキングは 体を引き締め、 健康長寿につながる効果があるが、 無理をすれば足や腰の痛みを引き起こすことに。
60才を過ぎたら、 「痛まず、疲れず、いつまでも元気に歩く」のが正解。 そのヒケツが、東洋医学にありました。
ウオーキングで「腎・骨・脳」を強化年齢を問わず気軽に行えるウオーキングは、 脂肪燃焼や生活習慣病予防、 血糖値改善、 骨粗しょう症や認知症の予防、 気分の安定など多くの健康効果が知られている。
健康診断で「もっと歩きましょう」と 指導を受けるのはそのためだ。
「西洋医学によってウオーキングの 医学的効果が解き明かされていますが、
東洋医学の観点でも、 ウオーキングは長寿に欠かせない健康法です」 と話すのは、鍼灸師の稲村崇さんだ。
「歩くことで、生きるために必要な 『腎・骨・脳』が養われるからです。
西洋医学でいう『腎臓』は老廃物を尿として排出し、 必要なものを再吸収する、 水分の代謝にかかわる臓器と 定義されていますが東洋医学の『腎』は、
それに加え、 生命の源となる『精』と呼ばれる エネルギーを蓄える臓器群と捉えられています。
また、腎は『成長、生殖、老化』といった 人間の生命活動に深くかかわっており、
腎に蓄えられた精が豊潤であれば骨は強く丈夫になり、 衰えればもろくなると考えられています」
脳は、東洋医学では「髄海」と呼ばれており、 腎から生まれた「髄(骨髄)」が、 骨を通じて収まる場所とされている。
つまり、 腎に蓄えられた精が満ちていれば 髄海も豊かになるため、 思考力や集中力、記憶力が向上し、
不足すると、 もの忘れや集中力の低下が起こるのだという。
「東洋医学では、 腎を養うためには適度な歩行が有効と考えられています。
足の裏には腎のツボがたくさんありますから、 歩くことでツボが刺激され、腎の機能ばかりか、 連動して骨や脳の機能をも高める効果があります」
ウオーキングは体にいいことずくめだが、 デメリットもあるという。
「一般的なウオーキングで推奨されている 『かかとで着地し、 足指で地面を蹴る歩き方』を続けていると、 体を傷める可能性もあるのです」
100才まで足を長持ちさせる歩き方「かかとで着地し、 足指で地面を蹴る」歩き方の問題点はどこにあるのか。
「かかとで着地すると足は相当強い衝撃を受け、 特に足裏へのダメージが大きくなります。
実際、 はだしで『かかと着地』をすると 、けっこう痛いはず。
そもそも人間の足の構造は、 かかと着地に適していません」
かかと着地の弊害は大きい。 歩行時にかかとの骨が内側に倒れる 「過剰回内」が起こり、
足裏のアーチの崩れや足底筋膜炎、 外反母趾、タコなどの原因にもなる。
「次に、足指で地面を蹴る動き。
これは足首やひざ、 股関節を伸ばしながら筋肉を使って 体を持ち上げるため、
関節への負担が大きくなって消耗を早め、 痛みやゆがみを招きます。
また、左右の腕を振り、 体をひねって歩くため体幹がねじれ、 腰痛の原因にもなるのです」
それを防ぐため、 稲村さんは真逆の歩き方を考案。
「超歩行」と名付け、 足腰に痛みを抱える人やシニア層にすすめている。
「『超歩行』は、 足裏全体でなめらかに着地し、 地面を蹴らずに足を上げて進みます。
関節への衝撃や体のひねりが少ないため、 足首やひざ、腰の痛みが起こりにくい。
足裏全体を使うので、腎のツボも刺激できます」
筋肉を酷使しない“省エネ歩行”は 長い距離を歩くのに適し、 高齢者でも無理なく歩けるのが特徴だ。
「車や電車のない江戸時代は、 1日数十kmもの長い距離を 効率的に歩く必要があったため、
誰もが『超歩行』でした。 疲れにくい点で、理に適っているのです」
かかと着地ウオーキングは、 筋力をつけて脂肪を燃やす「エクササイズ」としては、 かなり有効。
だが、「100年安全に歩く」という点でみると、 体への負担が気になる。
60才を過ぎたら、
旅行や買い物などたくさん 歩く場面で「超歩行」を取り入れるなど、 足を長持ちさせる方向にシフトしていくのが、 健康寿命の延伸につながる。
「若い人でもひざや腰に痛みがあれば、 超歩行で痛みを軽減させることが可能。
股関節から下のゆがみが生じにくい歩き方なので、 O脚の予防にもなります。
軽度の外反母趾なら、 歩くだけで自然に治ることも」
ウオーキングの主な健康効果【1】ダイエット効果
東洋医学から見た「歩行」の効果中国最古の医学書 『黄帝内経』には「腎は骨を主る」
「腎は髄を生じ、脳に通ず」の一文があり、 2000年前から腎の重要性が説かれていた。
老化を左右する腎を養うには、 足裏のツボを刺激する軽いウオーキングが 適しているという。
◆教えてくれた人・鍼灸師・稲村崇さん
<参考: 佐藤有栄> |
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