2026/10/23

腹痛や下痢など 消化器症状を改善する 「陽綱」のツボ。 肝を整え黄疸を緩和する働きも

 
 
 
 
 
 
 
 
 

腹痛や下痢など

消化器症状を改善する

「陽綱」のツボ。

肝を整え黄疸を緩和する働きも

 
 
 
 

 

 

陽綱(ようこう):

膀胱経のツボ

ツボ名の由来

 
 
「陽」は六腑を指し、
 
「綱」は統括することを指します。
 
 
陽綱というツボは、
 
膀胱経の胆兪(たんゆ)の横に位置しており、
 
胆兪というツボは部位的に六腑の背兪穴
 
(胃兪・三焦兪・大腸兪・小腸兪・膀胱兪)の
 
最上位にあってこれらを統括していることから、
 
陽綱と名づけられています。
 
 
 
 


陽綱(ようこう):膀胱経のツボ

 

ツボの場所

 
第10胸椎棘突起(きょくとっき)の下の
 
くぼみにある中枢(ちゅうすう)というツボの両側3寸
 
 


刺激の仕方

両手の親指の腹を陽綱に垂直に当て、
 
ゆっくり息を吐きながら少し強めに押さえていき、
 
息を吸うときに指を戻します。
 
 
 
これを左右同時に5回繰り返しましょう。
 
 
自分では押しにくいので、うつぶせになり、
 
誰かに親指の腹で押してもらうとよいでしょう。
 
 
 
 

効能・作用

 
黄疸、腹痛、下痢、消化不良、肋間神経痛など


1.肝気のうっ滞を改善し、
 
胆の機能を改善することにより、
 
黄疸を緩和させる作用があります。
 
 


2.肝気のうっ滞を改善し、
 
脾の機能を改善することにより、
 
腹痛、下痢、消化不良などの症状を
 
緩和させる作用があります。
 
 


3.局所作用として、
 
肋間神経痛の痛みを緩和させる作用があります。
 


【豆知識】

中国の明代の鍼灸古典『鍼灸大成』に
 
収載されている『百症賦』には、
 
 
「黄疸に陽綱、胆兪」という
 
組み合わせが紹介されています。
 
 


ツボ取りに役立つ「同身寸法」
 
 
 
親指の幅を1寸、人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 

親指の幅を1寸、

人差し指・中指・薬指を合わせた幅を2寸、

人差し指から小指までを合わせた幅を3寸とする。

 

 


ツボの探し方としては、
 
ご自身の指の長さや幅から位置を割り出す
 
「同身寸法」という方法が適しています。
 
 
“自分の体は自分で測る”という考え方で、
 
体格差などから一律に「cm」で表せない
 
ツボの位置も、
 
同身寸法なら測ることができます。
 
この連載では、
 
しばしば「へその上3寸」といった
 
表現が出てきますが、
 
 
その際には上記の「同身寸法」を
 
用いてツボを取ってみてください。
 
 
 
 
 
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