2025/11/13

体の声を聞く 『日本式セルフケア』の秘密 スピード社会で失われつつある、 やさしい食の習慣 。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

体の声を聞く

『日本式セルフケア』の秘密

スピード社会で失われつつある、

やさしい食の習慣 。

 
 
 
 

食育を通じて、

日々の食事にもっと関心を持ってもらいたいと、

私はSNSやブログで情報を発信しています。

 

 いつの間にか「速さ」が価値になった現代です。


気がつくとこんな毎日になっていませんか?

 

忙しさで食事を抜く、

ストレスでつい食べすぎる、

気づけば心も体もヘトヘト、

何を食べたら良いか分からない、

このような毎日です。

 

 

本当は、

私たちの体はいつも

「あなたを守ろう」と声を送っているのに、

 

その声をキャッチする余白すら

失われてしまっているのです。

 

 

        

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忙し過ぎる現代社会ストレス
 
 
 
今日、体は何を求めている?
 
 

■どうして日本式セルフケアが

『体の声』を育てるのか?

 

 

和食文化には、

体の声=内なる感覚(内臓感覚)

育てるヒントがあふれています。

 


その理由を3つに整理してみましょう。

 

1. 季節と調和する仕組みがある

 

日本の食卓は、季節と共に変化します。

 

春は苦味で芽吹きを、

夏は水分と酢で体を冷まし、

秋は実りでエネルギーを蓄え、

冬は発酵と根菜で巡りを温める。

 

 

自然に沿った食事は、

体のリズムをやさしく整え、

「今の自分はどんな状態?」と

自分に気づかせてくれます。

 

 

2. 発酵食品が『心のセンサー』を磨く

 

味噌、納豆、漬物、醤油など、

腸を整える発酵食品が多い国・日本。

 

 

腸は第二の脳です。


腸内環境が整うと、

感情の波も穏やかになり、

体のサインに気づきやすくなります。

 

 

3. 「いただきます」に心が宿る

 

日本の食卓には、

「命をいただく」という精神が根づいています。

 

 

手を合わせ、

深呼吸をするように感謝を向けることの大切さを考えます。


その一瞬が、

体の内側にチューニングし、

静かに自分とつながる時間になります。  

 

 

       

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『体の声』を育てるのか?
季節と調和する仕組みが日本にある
体の内側にチューニング

 

 

■家庭での食事が、心と体を整える理由

 

外食やコンビニが悪いわけではありません。


ただ、家庭での食事にはこんな力があります。

 

安心して食べられる

好きな食材・旬を選べる、

食卓の温度と人の気配がある、などです。

 

 

心理学の研究でも、家庭での食習慣は、

ストレスの軽減、睡眠の質向上、

自分の体調変化への気づきにつながると示されています。

 

 

家庭で食べるという行為そのものが、

最高のセルフケア」なのです。 

 

 

         

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心と体を整える
安心して食べられる食事
最高のセルフケア

 

 

■具体的な和食での取り入れ方 —

今日からできる習慣

 

 

 朝:体を目覚めさせる「和のスイッチ」

 

  • ごはん

  • 味噌汁

  • 納豆

  • 焼き海苔

 
 

→ 腸が動き出し、体が朝モードへ切り替わります。


ストレスに強い心と集中力が生まれます。

 

「食べたら眠くなる」は、

実は必要な休息、体の声を尊重できる時間です。

 

 

 昼:集中力と穏やかな心をキープ

 

  • 焼き魚定食

  • 小鉢でひじき煮 or 冷ややっこ

 

→ 血糖値の急上昇を防ぎ、

午後のだるさを予防してくれる効果があります。


食べすぎではなく満ちる感覚を育てます。

 

 

 夜:やさしくリセット

 

  • 豆腐・きのこ・野菜の鍋

  • ポン酢(発酵の力)

 

→ 胃腸への負担を減らし、内側から回復してくれます。


「今日よく頑張ったね」と体に寄り添う時間になります。

 

 

 おやつ:ほっと一息に

 

  • 甘酒

  • 黒豆茶

 

→ 血糖値が安定し、感情の波も落ち着きます。


ご褒美ではなく回復のひと時となることでしょう。 

 

 

 

       

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和食での取り入れ方スイッチ
回復のひと時

 

 

■まとめ:体の声は、毎日の一口から育つ

 

和食はただの食文化ではありません。


体と心が同じ方向を向くための知恵です。

 

 

忙しい日こそ、

「整えたい」ではなく「やさしく戻る」

という感覚で食べ物を確認してくださいね。

 

 

ちょっとの和のちょい足しで、

体は必ず応えてくれます。 

 

 

 

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自分を大切に感謝のこころで接しましょう
和のちょい足しで、体は必ず応えてくれます!
 
 

食を楽しみ、学び、伝えること。

 

それが未来の健康と文化を育てる第一歩です。